片付ける場所は子どもに合っていますか?
せっかく片付ける場所を作ったのに子どもが片付けないときは、片付ける場所が子どもに合っていない可能性があります。次の3つを確認してみましょう。
1.片付ける場所が遠すぎないか
使った場所と片付ける場所が離れていると、それだけでもう片付けが面倒くさくなってしまいます。
例)リビングで遊んだおもちゃを子ども部屋に片付ける→リビングで遊ぶおもちゃはリビングに置き場所を作る
できるだけ使う場所の近くに片付ける場所を作ってあげてください。
2.片付けに必要な動作の数が多すぎないか
片付けに必要な動作の数(アクション数)が多いと片付けるのが面倒くさくなります。
面倒くさい例)
1.引き出しを開ける
2.箱を取り出す
3.箱のふたを開ける
4.箱の中に片付けるモノを入れる
5.箱のふたを閉める
6.引き出しの中に箱を入れる
7.引き出しを閉める
楽ちんな例)
1.引き出しを開ける
2.引き出しの中の(フタのない)箱に入れる
3.引き出しを閉める
このように、同じ「引き出しの中」でも、必要な動作の数が少ないほど片付けが楽になります。
3.収納のサイズが子どもに合っているか
大人にとって片付けやすい場所が、子供にとっても片付けやすい場所になっているとは限りません。
・収納場所が子どもにとって片付けやすい高さかどうか
・収納用品は子どもが持てる大きさかどうか
・収納用品は(モノを入れた状態で)子どもが持てる重さかどうか
など、子どもサイズの収納になっているかを確認してあげてください。
大人からすると「これくらい簡単だろう」と思うことが、子どもにとっては負担になっていることがあります。
ぜひ、子どもと一緒に片付けやすい収納を考えてみてくださいね。