片付けられないのは「面倒くさい」から
生活すれば家は散らかる
不要不急な外出の自粛やオンラインの普及により、家で過ごすことが増えたという方も多いと思います。
家で過ごすことが増えるということは、それだけ家が散らかりやすくなるということ。
家が散らかっても家族みんなが使ったモノを自分で片付けてくれれば何も問題はないのですが、実際はどうでしょうか。
誰か1人だけが頑張って片付けていたり、仕方がないとそのままにしてあきらめていたりしませんか?
「本当は片付いた家で暮らしたいのだけど、片付けが追い付かない」
というのであれば、もうそれは「誰か1人だけが頑張るだけではダメだ」ということです。
使った人が片付けるなど、家族みんなで片付る家になるように環境から変えていきましょう。
もう1人で頑張らないで!
環境が変われば人も変わる
人が何かモノを使った後に片付けないのは「片付けるのが面倒くさい」というのが大きな理由です。
例えば
・使った場所と片付ける場所が離れている
・片付けるときの動作が多い
・片付ける場所が分からない
など、面倒くさいと感じる理由はいろいろあります。
そんな場合は
使った場所と片付ける場所が離れている
→使う場所の近くに片付ける場所を作る
片付けるときの動作が多い
→(フタをなくす)など、片付けるときの動作を減らす
片付ける場所が分からない
→使う人みんなが分かるようにラベルを付ける
といった具合に、まずは「面倒くさい」と感じていることを探して改善するだけでも構いません。
片付けるモノや人によって「面倒くさい」と思うポイントが変わりますので、1つ1つ確認しながら見直してみてくださいね。
リビングで過ごす家族のアイデア
先日「うちのリビングは秒で散らかるのよ」という方をお話をしました。
その方自身も片付けが苦手なのですが、散らかっているのは居心地がよくないので片付けたい。
そこで家族で相談して、ダイニングの椅子を収納できるタイプのモノに買い換えたそうです。
そして家族それぞれ自分がいつも座る椅子の収納にリビングで使うモノを入れるようにしたところ、家が片付くようになったんですって。
このアイデアの素晴らしいところは
・共有のスペースに1人1つ、専用の収納スペースを確保したこと
・普段は出しっぱなしでも、1日の最後にはそれぞれの収納に各自で片付けること
・収納に入る分だけ持つように意識していること
ということです。
例えば大事なお手紙や書類がたくさんの紙の山に埋もれてしまうと、いざ使いたいときに探すのが大変ですよね。
それが自分専用の椅子の収納に入れておけば「そこを見れば必ずある」という状態になっているので「あれどこやった?」という揉め事もなくなります。
わざわざ椅子を買い替えるまでは必要ありませんが、「1人1つ、専用の収納を確保する」というのはいいアイデアだなと思いました。(椅子じゃなくてもカゴなどでもいいかも)
リビングなどの家族で共有するスペースは、お互いの思いやりと協力がないと片付いた状態の維持は難しいです。
「なんで片付けてくれないの!」
「いい加減片付けてよ!」
と怒りたくなったときは
「どうしたら片付けやすくなるだろうか?」
ということを考えて話し合ってみてくださいね。
子供のおもちゃの収納で見落としがちなポイント3つ