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片付けても片付けてもキリがない

こっちを片付ければあっちが散らかる

子供がいると「いつ片付けたらいいの?」というくらい散らかりますよね。

こっちを片付けたと思ったらあっちで散らかして
あっちを片付けたと思ったら今度はこっちで…

こういった状態が毎日続くと「なんで次から次へと散らかすの!」と怒りたくなるのも当たり前です。


ただ、怒っても疲れるだけなのでね。

どうせエネルギーを使うなら、違うことに使いませんか?


子供の仕事は遊ぶこと


子供の仕事は「遊ぶこと」です。

そう言うと「え?勉強じゃないの?」と思う方がいるかもしれませんが、私は勉強も遊びの1つだと思っています。

机に向かって学ぶだけが勉強ではなくて(1人で遊ぼうが、複数で遊ぼうが、どんな遊びだろうが)遊びを通して学ぶことや身に付くことがたくさんあると思っているんですよね。

そのため可能な限り、遊ぶときは思いっきり遊ばせてあげたいところです。


とはいえ、家中にモノが散らかりっぱなしというのはいただけません。


片付けるのも大変だし、踏んづけてケガをしたりモノを壊したりしてもいけませんし。

何より見ているだけでイライラします。
(これは私だけかもしれませんが…)


じゃあどうしたらいいの?という話なのですが

まずは

1.モノの量

2.遊ぶ場所

3.かける言葉

この3つを見直してみましょう。


モノの量の見直し


モノの量が多ければ多いほど片付けるのは大変になります。

もし片付けるのが大変だと感じるのであれば、一度いつも散らかっているモノを集めてみて、子供が片付けるのに負担にならない量まで減らしてあげてください。


といっても、減らす=捨てるじゃないですよ。


普段よく使うモノだけを生活空間に残しておいて、それ以外のモノは生活の邪魔にならない場所に移動させておくだけで構いません。

ここで大事なのは「普段の生活空間にあるモノの量が片付けの負担になっていないこと」です。


そして子供が移動させたモノを「手放してもいい」と判断したときに、捨てるか売るか誰かに譲るかを一緒に考えてみてくださいね。



遊ぶ場所の見直し

子供はいつもどこで遊んでいますか?

子供部屋でしょうか
それともリビングでしょうか

もしかしたら「特に決めていない」という方も多いかもしれません。


もし家中にモノが散らかって片付けるのが大変なのであれば「散らかしてもいい場所」を決めておくのもおすすめです。

限られた空間であれば、どんなに散らかっていても家中を片付けるよりは楽ですし、目が届きやすくなるというメリットもあります。


ただ、慣れるまでは決められた場所以外でも遊んでしまうことがあるかもしれませんので気長に言い続けることが必要です。
(大人だって何かを習慣づけるまでは時間がかかるもの、子供ならなおさらです)


一旦習慣になってしまえばその「散らかしてもいい場所」だけを片付ければいい状態になりますのでね。

「ここならどれだけ散らかしても大丈夫だよ」という場所を作ってあげてみてくださいね。


かける言葉の見直し

「散らかしてもいい場所」が決まったら、子供に伝えるときも一工夫を。


「この場所以外では遊ばないでね」と言うのではなくて「ここなら思いっきり遊んでいいよ」といった具合に「OKベース」で伝えてあげて欲しいのです。

ほら、人は禁止されるとついやってみたくなる生き物じゃないですか。

そのため「この場所以外では遊ばないでね」と言われると逆に遊びたくなってしまう可能性があるからです。


それに「~したらダメ」という「NGベース」での指示は拒否されたと感じて抵抗感を持つ子供もいますし、「じゃあどうしたらいいの?」と、混乱して指示が通りにくくなる恐れもあります。


そうならないためにも、指示は「OKベース」で「短い言葉」で伝えるようにしてみてくださいね。


そしてもし守れなくても怒るのではなくて「あれ?遊んでいい場所はどこだったかな?」と子供に思い出させるように聞いてみてあげてください。

思い出せたら花丸で「そうだったね、ありがとう!合格」と言えば十分です。

その積み重ねで、言われなくてもできるようになっていきますよ。


人より環境を変える

次から次へと散らかす子供に「いい加減にして!」と怒るより、散らかりにくい環境を整えた方がずっと効果的です。


まずはモノの量を片付けの負担にならない量まで減らすこと。

次に遊ぶ場所を片付けの負担にならない範囲まで減らすこと。

最後に子供に協力してもらえるように「OKベース」で「短い言葉」で伝えること。


この3つのポイントを押さえて「遊ぶときは思いっきり遊び、片付けるときは一気に片付ける」というメリハリのある生活を目指しましょう。

きっと、片付けでイライラすることも減っていきます。


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