心を込めて涙を流す夜
2023/10/01
突然、叔母ののお葬式を思い出すことがある。
おかしい、おかしい、
骨になっていないはずの人が骨になっている。
おかしい、おかしい、
姉と叔母の骨を拾っている。
おかしい、おかしい、
葬儀場の2階から見えるテーマパークがただの景色なっている。
楽しいはずのあの場所が。
そこからは数珠繋ぎのように
叔母から向けられた眼差しの思い出がフラッシュバックのように
脳内を駆け巡る。
涙が出て止まらない時がある。
いや、きっと、こうして文字を書いたりSNSを見れば涙は止まるんだろう。
だけどそうやってごまかして忘れたくない。
ちゃんと泣きたい。
そう思って一生懸命心を込めて涙を流す夜がある。