②Renaママ父親から刺激を受けたマリンドゥケ島での活動とは?
憧れのアパレル業界で必死に働き、いつの間にか生活の中心が仕事になっていた私。
テンションを上げ笑顔を維持する為に、栄養ドリンクが手放せず精神安定剤のようになっていた。
私は導かれるように、マリンドゥケ島に来ていた。
前回のお話は👇から読んでください。
人は無性に誰かに連絡を取りたくなったり、ある場所が気になり検索したり「なぜだか分からないけど…」「なんとなく…」と思うときがある。
そんな小さなきっかけで、物事が動いている。
まるで偶然のように思える出来事が重なり自分にとって信じられないような変化が起こる。
何かに突き動かされるように行動を起こす時は、人生が変わろうとする時だと私は思う…。
あの日、フェリーから見た太陽を私は忘れない。
全身が神々しい光に包まれた瞬間、ワクワクが爆発しそうなくらいの興奮が込み上げていた。
「来て良かった!マリンドゥケ島に呼ばれたんだ!」
「でも何故この島に?」
バラナカン港に到着し私達を出迎えたのは、兜をかぶったローマ兵の人形達。
これは、マリンドゥケで有名な【モリオネス祭】を再現している。
島での移動は父が購入した車。
私達が最初に向かったのは、バラナカン港から車で2時間、ボアク空港隣りの果実園。
ボアク空港は、マニラ←→マリンドゥケ島間でセスナ機が飛んでいるが、行った時期は空港閉鎖中。
そして、いよいよ果実園へ。
東京ドーム10個分の広大な果実園に圧倒された私達。
太陽が照りつける木々の香りと開放感に、私は子供みたいに走り回っていた。
「楽しい!気持ち良い!最高!」
いつの間にか子供の様な笑顔になっていた。
果実園は22歳の夫婦が管理。
マリンドゥケ島には仕事が少ない為、若い女性はマニラに出稼ぎに行く。
島には年配者と家を守る男性と子供達が多い。
父が果実園を購入した理由は、島の男性達に野菜作りを教え自給自足での生活ができるよう考えたからだ。
また果実園を整備する仕事は島の雇用に繋がる。
畑作りは、父の友人たち(60歳以上の定年退職した人)が島の男性に教えている。
パワフルな彼らは、夫婦で島に長期滞在している方も多く、それぞれのペースで楽しみながら活動している。
それが人生の生きがいになっているようで、マリンドゥケ島に来てからの方が健康的になったと話す方が多い。
そんな活動を始めた父を、私は世界一尊敬している。
いつもパワフルで冷静、そして周りにはいつも仲間がいる。
そんな父からリーダーとしての条件を学んできた。
人が集まるリーダーとは?
①自分の哲学がある人
②好奇心旺盛な人
③話題が豊富な人
④一緒にいて楽しい人
⑤人の話を聞く人
人が集まるリーダーはコミニケーションがうまい人。
コミニケーションがうまい人はビジネスもうまい人である。
父のプライベートでの活動を目の当たりにし、刺激を受けた私。
そして明日は、いよいよホテルの視察だ。
Renaママ