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⑥Renaママの人生観が変わったマリンドゥケ島での最終日!
最後の夜は、マリンドゥケ島唯一のレストランへ。
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マリンドゥケ島の給料は、学校の先生で7000円。
5人で食事とビールを飲んで合計4000円。
日本人感覚だと安く感じるが、現地の人には高級だ。
レストランの料理は日本人に食べやすい味付けで、ミートソーススパゲティーや肉料理も美味しかった。
そして義母の兄弟達はあまり会話をしないが、常に笑顔で温かい人達だった。
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彼らの同行が無かったら、島を2泊3日で巡ることは出来なかったと思う。
マリンドゥケ島は貧困層が多く、家が無くバナナの葉で雨風をしのぐ生活している人もいる。
しかし島で出会った人々は、誰もが陽気な笑顔で生活しているのだ。
マリンドゥケ島では仕事が少ない為、マニラに出稼ぎに行く15歳から20歳までの若い女の子が多い。
話をした17歳の女の子は「16歳で子供を産んだけど、島では生活出来ないからマニラに働きに行くのよ。」と笑顔で話していた。
島の若い女子達は16歳で出産後、両親や旦那さんに子供を預けマニラへ出稼ぎに行くのだ。
日本とは違う生活環境だが「幸せ」に見えた。
「この島で、若い女性が働ける仕事があれば…。」
いつの間にか私は、島で暮らす女性達のことで頭がいっぱいだった。
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最後の宿泊場所は島で1番栄えているボアク町にあるホテルで、一部屋3000円と島では高級ホテルになる。
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観光で来た外国人が何組か泊まっていた。
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今回の旅は「若い女性の目線でホテルと島を見てもらい。」父からの依頼で来た旅だったが、私の人生においては重要な旅だった。
このマリンドゥケ島の旅が海外事業の原点であり、この旅が無かったら今の私に出会わなかったと思う。
この島で本来の自分を取り戻し、「自分に優しくすることの必要性」「頭を空っぽにする時間の重要性」を学んだ私は、心と体を解放したことで自分のミッションに気付かされのだ。
「なにもしないこと」が、この時の私には必要な事だった。
来るべきときが来たら物事は動くものだから、いつでもニュートラルな状態が重要なのだ。
そして「自分が状況をつくっている」という考えに囚われないことも大切で、自分を変えようと頑張ることで逆効果に陥るのである。
重要なのは、自分の感覚を変えること。
自分が楽しい方に、幸せと思える方に…。
そして、この時は想像もしなかったキラキラ輝く人生が展開するのだ。
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今回一緒に旅をしてくれたRina&Reiは、一緒に旅をしてくれた大切な仲間だ。
そして彼女達も都会での生活に、心と体が壊れそうになっていたが…本来の自分を取り戻していた。
Reiは島のパワーで心と体が癒されたと感動し、東京に戻ってからは念願の赤ちゃんが授かった。
Rinaは精神的な疲れが取れたとパワフルになり、東京に戻ってからは念願の昇進に目を輝かせていた。
青い空、海、緑の山々….そしてゆっくり流れる時間の中で、自分と向き合い対話することで凝り固まったストレスから解放されたと思う。
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毎日の慌ただしい生活の中で自分では気付かないうちに
心が疲れた時のサイン
が出ているのだ。
心が疲れた時は
ストレスを感じやすい心の状態
になっているのだ。
そのため普段は何も感じないような、些細な事でイライラしてしまう。
結果的に、周りにもストレスを与えてしまい悪循環に。
感情のアップダウンが激しくなったら、心が疲れた初期段階なので早めの対処が必要である。
そしてパワーアップした私は、何年かぶりに宮城県の実家に行ったのだったが…
待っていたのは鬼のような義母だった。
Renaママ
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