nikoichi

でこぼこ親子日記〜自閉症の息子との每日 関西在住のシングルマザー。一人息子が自閉症の障がいを持つ。絶望のどん底の中で、息子の耳の良さに気付き、ピアノを習い始めたことで生きる希望を見つける。息子が成人した今も、悩み葛藤し続けながら過ごす每日を綴っていきたい。

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でこぼこ親子日記〜自閉症の息子との每日 関西在住のシングルマザー。一人息子が自閉症の障がいを持つ。絶望のどん底の中で、息子の耳の良さに気付き、ピアノを習い始めたことで生きる希望を見つける。息子が成人した今も、悩み葛藤し続けながら過ごす每日を綴っていきたい。

最近の記事

シングルマザーの読書ノート 11月

カレンダーが残り2枚となった。 霜月というのに、日中は長袖シャツ1枚で過ごせるこの暖かさ。 とは言え、朝晩はそれなりに冷えるので、着せ替え人形のように、一日何度も着たり脱いだりせねばならない。 この寒暖差のせいで風邪をひいたのか、先日、急に38度を超える熱が出た。頭痛や関節痛もあったので、病院で検査を受けたところ、コロナもインフルも陰性だった。 翌日には、熱も下がり、今はすっかり元気!! どうか、皆さんも体調崩されませんよう、ご自愛下さいね。 さて、気を取り直し、今月読んだ

    • シングルマザーの読書ノート 10月

      関西の昼間は、まだ28度くらいあって連日、半袖一枚で過ごしている。 暑いから、長袖を出す気分にもなれず、衣替えがいっこうに進まない。(泣) それでも、日が暮れるのは早くなったと感じるし、夜は心地良い風がなぐさめてくれる。 温暖化で年々、短くなってゆくであろう秋。 一日一日を大切に丁寧に過ごしていこうと思う、今日この頃である。 さて、今月読んだ本を紹介します。 ①「わたしの、本のある日々」         小林 聡美 著 ②「人生はどこでもドア リヨンの14日間」    

      • シングルマザーの読書ノート 9月

        先日、ベランダから奇妙な一羽のカラスを見た。 そのカラス、くちばしをずっと開けたまま、じっとしているのである。 (普通、鳴く時以外は閉じているはず) どこか悪いのか、羽に艶も無い。 この容赦なく照りつける太陽、さぞ、真っ黒いカラダにはこたえるだろう。 その翌日も同じカラスと思われる一羽を見つけた。 やはり、くちばしを半開きにしたまま、しばらくじっとしていたかと思えば、力無くどこかへ飛んで行った。 カラスにとっても、人間にとっても、一日も早く、秋らしい每日になることを願った。

        • シングルマザーの読書ノート 8月

          残暑が厳しすぎて、暑さ疲れがたまりにたまっている私…。 疲労回復に鰻を食べたい!! (もう、何年も食べていません。泣) うな重食べたいけど、今の米不足ったら!! いったい、いつまで続くのでしょう? 今日も暑い中、スーパーを三軒まわって、やっと2キロの袋をひとつ買えました。(1人1袋しか売ってくれない)棚には、残り2袋だけでした。 鰻はガマンしますから、お米だけは〜〜〜〜。(ひれ伏しそうになった私でした) さて、なんとか気を取り直して、本の話を…。 8月に読んだ本 ・「アーモ

          シングルマザーの気まぐれ短歌 8月 ①

          息子も休みで、外は灼熱…今日はどこへも出かけず、家に二人でいる。 大して動かずともお腹は減るので、三食作らなきゃいけない。 料理は嫌いじゃないし、手抜きしないできちんと作りたいと思う。 味はもちろん、見た目もそこそこキレイにと、がんばる。 作って、食べて、洗い物して…また、作って、食べて、洗い物して… お盆休みの間、エンドレスで台所に立ってたような気がする。 洗濯や掃除、他にも家事は山ほどあって、がんばればがんばるほど、果てしない。 「いい加減」とか「適当」にするということが

          シングルマザーの気まぐれ短歌 8月 ①

          シングルマザー、俳句を詠む

          きのう、怖いもの知らずで投稿した短歌は、本当に初めて作った稚拙なものでした。 今日はほんの少しかじったことのある(…と言っても完全な自己流)俳句を、と思います。 (また凝りもせず無謀な挑戦で、すみません) 笑って読んで下されば、ありがたいです。  月いでし 母恋しがる 海月おり    叱られし 子のごと隠れ 青蜥蜴 お盆休み、時間もあるので、久しぶりに歳時記をひっぱり出して、勉強し直したいと思います。 また、できることなら、お付き合い下さいませ。 よろしくお願いします。 

          シングルマザー、俳句を詠む

          シングルマザー、短歌を詠む

          台所の蛇口をひねると、ぬるいお湯みたいな水が出てくる。それくらい外は炎暑なのだ。 今日は、息子が父親と(つまり、離婚した元夫)高校野球観戦へ出かけた。 二人共、野球好きなので、年に一度、甲子園へ行く。 たまにしか会わないので、どんな会話しているのか、ぎくしゃくしていないか、お互い気をつかって疲れていないか…いろいろ心配ではあるが、なるべく考えずにいようと思う。 私にも独りの自由な時間は必要だし、今はその貴重なひとときを大切にしたい。 短歌を詠む…ナンテ、偉そうなタイトル

          シングルマザー、短歌を詠む

          シングルマザー、京都を旅する

          なんで、真夏にわざわざことさら暑い京都へ?? と、思われたかも知れない。 そう、京都はめちゃくちゃ暑い!! しかも、外国からの観光客が桁外れに多くて、大混雑を極めております。 なので、今回の目的地は、もっと山の奥の方…京都の奥座敷と呼ばれる「貴船」という所へ行ってきました。 こちらの川床は、緑鮮やかな青楓の中、清流のせせらぎを聞きながら、京懐石料理を頂けるのです。 湯葉にお造り、鮎の塩焼き…どれもこれも美味しくて、至福のときを堪能しました。(年に一度の贅沢デス) ちなみに

          シングルマザー、京都を旅する

          シングルマザーの読書ノート 7月 中編

          21日に近畿地方の梅雨明け宣言が出ました。 きのうも今日も、灼熱の太陽がギラギラ。 10分も歩けば、汗が滝のように流れてきます。 夏休みというのに、外で遊ぶ子供の姿は無し。 今や、出欠カードを首からぶら下げてラジオ体操へ向う子供や、虫かごと網を持った子供は、絶滅危惧種となってしまったのですね…。 すでに夏バテ気味の私は、本を読むスピードも落ちまくり、今日は2冊だけの紹介となりますが、お付き合い頂けると嬉しいです。 ①「赤と青のガウン」  彬子女王著 皇室には特に関心がな

          シングルマザーの読書ノート 7月 中編

          シングルマザーの読書ノート 7月 前編

          梅雨入りして毎日、不快な蒸し暑さ…。 熱中症になる人が増えているのか、救急車が家の前をよく通る。 そういえば、救急車のサイレンの音、変わりましたよね? (まだ慣れていないせいか、新しい方の音を聞くと、ビクッと身体が反応します) 睡眠と食事に気を配りながら、元気で梅雨を乗り切りましょう‼ 今日は、6月下旬以降に読んだ2冊をご紹介します。 ①「魂の退社 会社を辞めるということ。」          稲垣 えみ子 著 28年間勤めた朝日新聞社を退社し、出世欲・金欲からの脱却を

          シングルマザーの読書ノート 7月 前編

          シングルマザーの読書ノート 6月 中編

          なかなか梅雨入りしませんね… ほんでもって暑い… 今月の電気代が怖い… (ちょっとでも電気代安くするだめ、クーラーのフィルター掃除、週イチでしてます) さて、今日は3冊ご紹介します。 ①「ここはとても速い川」           井戸川 射子著 うーん!読み終えた瞬間、思わず唸りました。 第43回野間文芸新人賞受賞作。(納得です) 児童養護施設で暮らす小学生が主人公。 子供の純粋な目線から見た社会。 時に残酷で理不尽で不寛容な世の中を健気に逞しく生きぬこうとする姿に心動か

          シングルマザーの読書ノート 6月 中編

          シングルマザーの読書ノート 6月 前編

          梅雨入り前にもかかわらず、この暑さ‼ (関西は30度超えです) 読書量も落ち気味ですが、電車の中や就寝前には必ず、本屋の扉を開けるようにしています。 今日は、今月読んだ本3冊を紹介していきます。 ①「水たまりで息をする」            高瀬 隼子著 高瀬さんの作品って、いつもどこか不気味で、不安感が常に漂っているように感じるのですが、この作品も期待どおり、怖い。 ある日突然、風呂に入らなくなった夫を通して、人間の脆さや固執、狂気を描きつつ、最後にゾゾッとさせる結末

          シングルマザーの読書ノート 6月 前編

          シングルマザーの読書ノート 5月後編

          前回の続きから書きます。 ⑤「ミシンと金魚」         永井 みみ著 第45回 すばる文学賞受賞作品。 ずっと、早く読みたいと思っていた本。文庫になるのを待っていました。 イッキ読み後、しばらく胸のザワザワが止まらなかった。 すごいの読んじゃった感。 どれくらいすごいかって、かつて芥川賞受賞した 田中慎弥著「共喰い」 若竹千佐子著「おらおらでひとりいぐも」を読んだ時と同じくらいのザワザワ感なんだもの。(←わかりにくいたとえかなぁ?) 老女カケイさんのユーモラスな語り

          シングルマザーの読書ノート 5月後編

          シングルマザーの読書ノート 5月

          ①「他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ」        ブレイディみかこ 著 今月オススメ本 第1位。 シンパシーって言葉は使うけど、エンパシーって何だっけ?? (私は、そこから始めなければならなかった。 苦笑…) 金子文子や伊藤野枝、マーガレット・サッチャーやニーチェ… 心理学、社会学、哲学、いろんな分野から考察された実に面白くタメになる一冊。 思わず二度読みしたくなります。 ②「渇水」    河林 満 著 河林さんの本は、初めて読みました。 静かにひた

          シングルマザーの読書ノート 5月

          シングルマザー、読書ノートをつける

          以前から読書ノートをつけている。 月に5冊ほどしか読んでいないのだが、たまに本屋さんで「この本、前に読んだっけ??」と、記憶が曖昧で困ることがあって(やばい…歳のせいやな)それで、ちゃんと記憶するためにも、ノートをつけ出したのです。 今日は、4月に読んだ本の中で良かったものを紹介します。 ①「優しい暴力の時代」        チョン・イヒョン著 背筋にいきなり氷を当てられたような感覚を、上っ面の優しさの中に見い出してしまう日常。それを怖いほど静かに描いていると感じた作品。

          シングルマザー、読書ノートをつける

          シングルマザー、個人懇談会に吠える〜

          うちの場合、学校ではなく、息子が通所している福祉作業所の懇談なんやけど… (今回は関西弁でしゃべります。ちょっと怒ってるので。)٩(๑`^´๑)۶ なんで、懇談会って、こないに気ぃ遣わなあかんの? なんで、懇談会って、話が噛み合わず平行線になるんやろ? なんで、懇談会って、こっちの質問はのらりくらりかわされて、ごまかされるんやろ? なんで、懇談会って、ちっとも納得できてへんのに、時間がきたら終了させられるんやろ? なんで? なんで? 人手足りなくて、忙しいのはわかるけど

          シングルマザー、個人懇談会に吠える〜