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一輪の花の姿に思うこと


一輪の花の姿に思うこと。

いけばなを始めて5〜6年経った頃、
玄関に生けた一輪のバラが萎れそうになっていた時のお話です。

バラの茎を焼いて炭のようにしてから、水に浸けるというお花の蘇生術をして、その後、「早く元気になってね!」と声をかけてから仕事へ出かけました。
その日1日、「元気になったかな?」と時折思いながら仕事をして、家に着くまでの道では、元気になっている姿と首がくったりした姿とを交互に思い浮かべて、どちらの姿なのだろうかと恐るおそるドアを開けました。

目に飛び込んできた姿は・・・

なんと‼️
バラは凛とした姿で出迎えてくれました!
すごいですよね⁉️

一輪のバラの姿は、か弱そうで、でも、なぜか強さも感じました。
心はホッとして、ジーンとして、温かくなったことを今でも覚えています。
花は一言も言わないのに、人を癒す力は絶対的なのですね!
人にはなかなか出来ないことを、すーっとやっている。
なんと偉大なことなのでしょう‼️

そして、「元気になってね!」という思いに応えてくれたように感じます。
人と花とのつながりがあるのだなぁと実感する一つの出来事でした。
だから、いけばなは辞めることができないのですよね。


一輪の花に癒される。
きっと、誰でも経験していることだと思います。
そこから、もう一歩進むと、さらに一輪の花の姿が語っていることを深く知るのだと思います。

もう一歩進むいけばな探究は
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