バランスが大事‼️
いけばなをしていると、世の中はバランスが大事だと感じます。
そういう感覚的なところをお稽古するとハッキリ認識し始めるのではないかと思うのです。
そして、またそれが、お花を生けた時にフィードバックされて、より作品に活かされるような気がします。
いけばなでは「疎密」を考えて生けると全体のバランスを観る感覚が養われるように思います。
疎・・・まばら
蜜・・・細かいこと、すきまのないこと
一本の枝を見ても、たくさん葉が付いている枝、あまり付いていない枝があります。
枝自身も細かく枝分かれしているところと、枝分かれしていないところ。
お花も均等に咲いているわけではなく、一つの茎でも満開に開いている花と小さな蕾でいる花とあるのです。
作品を生ける時に、「この部分を主役にしたいなぁ」と思ったら、疎密のバランスを全体的に観てみるといいのではないかと思います。
たくさん葉がある強さを引き立てるのは、葉がまばらにある部分によってだと思うのです。
また、細い枝一つでは、か弱く頼りなく思えても、何本も集まることで圧倒的な強さを表現できます。
いけばなはそういうバランス感覚を眼で観てわかるようにできるものです。
自分の感じる感覚を人に観えるように伝える。
特に、日本で受け継がれている「いけばな」はバランス感覚に長けている文化なのではないでしょうか?
そして、それを生活に活かしている。
建物や庭や服装に。
その素晴らしい感覚をもっと実感して、さまざまな分野に活かせるといいなぁと思います。
花材:素馨 デルフィニウム
目覚めて生けるいけばな探究は
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