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創造的対話とブルーロック、そして組織変革
記事を書こう書こうと思いつつ、なかなか筆が進まなかった今日この頃。
毎日投稿してる諸先輩方にはただただ尊敬の念を抱くばかりです。
かなり前からタイトルは決まってたのですが、考えがなかなかまとまらず、ようやく重い腰を上げて筆を手に取りました。
テーマは「創造的対話」により個人や組織に起こる変革の話。
堅いですね。
堅い内容だからこそ、それを最近見出したアニメ「ブルーロック」と照らし合わせて読み解きたいと思います。
まずは「創造的対話」について
今回はこの本を読んで得た気付きです。
以前の記事にも書きましたが、「対話」とは何なのか?
そこでは「相手の意見を変えることが目的ではなく、両者の思考を相手が理解して、他者の意見を理解してお互いのズレを確かめ合うこと」と書いていました。
本著でも「対話」を「討論」「議論」「雑談」と対比しながら説明しています。
対話=自由な雰囲気の中で行われる新たな意味づけを作る話し合い
この「対話」を通じて人々は大人になっても学習するそうですよ。
あの、成人教育学の偉人ジャック・メジローさん(知らんけど)は「変容的学習」として、そのプロセスを示しています。
自分の常識が疑われる事態に遭遇した時、
①混乱を引き起こし、②恐れ・怒りなどの感情を抱き、③パラダイムを問い直すことで、④別の選択肢を探求する。そして⑤行動計画を創り、⑥新たな知識獲得などを通じて、⑦行動変容がなされる
それが「創造的対話」
わかったような、わからないような…
常識を一度ぶっ壊せる強さ
この本を読んでいる最中、
アマプラで「ブルーロック」というアニメを見始めました。
世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない。日本をW杯優勝に導くストライカーを育てるため、日本フットボール連合はある計画を立ち上げる。その名も、“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクト。 集められたのは300人の高校生。しかも、全員FW(フォワード)。299人のサッカー生命を犠牲に誕生する、日本サッカーに革命を起こすストライカーとは? 今、史上最もアツく、最もイカれたサッカーアニメが開幕する。
主人公の「潔世一(いさぎ よいち)」くんは、初めは割とどこにでもいる普通の選手として描かれています。
最初こそ集められた300人中、下から2番目にランキングされていました。
ただ彼のすごいところは、自分に足りないところを素直に認められること。
そして、プレー中に自分が持っている常識を一度ぶっ壊して、新たな価値観の再構築ができることです。
アニメ内ではその様子を、パズルを使って表現していますね。よく出てくる印象的なシーン。
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自分がエゴイストとして世界一のFWになるために、自分よりも優れたライバルの良いところを、どうしたら自分の強みと掛け合わせられるか?
それを「解凍→変革→再凍結」のようなサイクルを繰り返しながらどんどん新しい自分に生まれ変わらせる事ができる。
自分の常識を躊躇なく壊せ、環境変化に柔軟に対応する彼だからこそ、とても強いんだなと思いました。
アニメで繰り返される、このパズルが壊れて再構築するシーンを見てると、先述の「創造的対話」を思い出します。
組織変革へ通ずるもの
「創造的対話」を通じた変革的学習と
ブルーロックの潔世一くん。
どちらにも共通しているのは、一度自分の持っている常識を疑い、形を変えて新しい常識がインストール(再構築?)されること。
それによってこれまでになかった新たな価値が想像されていること。
先ほど書いた「解凍→変革→再凍結」は、レヴィンの3段階組織変革プロセスです。
過去の常識のとらわれて凝り固まっている組織を一度、壊して、新たな価値観を導入し、それを定着させるという一連のプロセス。
何となくこれまでの話に通ずるところがあるかなと。
潔世一くんは、個人レベルで柔軟にこのプロセスを踏むことで環境変化に柔軟に対応し、どんどん強くなっているのだと思います。
自分がこれまで生きてきて、せっかく作り上げてきたパズルを、全て壊して作り直すって、結構エネルギーがいることですよね。
でも、個人にせよ組織にせよ、VUCAの時代には変化への柔軟な適応能力が重要です。
まとめ
この先、経営支援をする際には組織力を強くするお手伝いが必ず必要になると考えています。
こうした時に必ず「対話」が、特に新たな価値を創造する「創造的対話」が重要になってくるでしょう。
そんな時に、潔くんみたいに一度自分の常識を解体して、新たな価値をインストールして再構築することって大事だなって、アニメを見ていて思いました。
そんなお手伝いが出来たらいいなとも思っています。
コーチングの力も使いつつですね。
最後までお読みいただきありがとうございます!
こうして世界はどんどん良くなる!
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