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"だいばーしてぃ"の組織とは【読書感想文】
ダイバーシティって初めて聞いた時こんな絵を想像しませんでした?
私はしました笑
最近、経営支援をさせていただく会社様から「組織変革」のご相談をいただく機会が続きました。
具体的には、これまでのワンマン社長によるトップダウンから、従業員が自発的に考えて動けるボトムアップ型にしていきたい!というもの。
いまの世のトレンドってそうだよね。
でもなんでそれが良いんだろう?
そんな疑問にヒントを与えてくれた本をご紹介。
副題にもある通り、「画一的」だと凋落する組織がある一方、「多様性」によりイノベーションが加速するなんてことも。
そんな原理を解説してくれています。
トップダウンだと何がいけないのか?
恐らく悪いことだけではないですよね。
特に先が予測できる世の中では、正解を知っているリーダーが、正しく仕事をする部下にやらせるのが効率的です。
いわゆる「軍事的世界観」
でもVUCAでは、どんなに優れたリーダーでも正解がわからない。
だから幅広い価値観を持った人たち一人一人の声がとても大事。
「冒険的世界観」
組織のメンバーがそれぞれ声をあげて、共有し、取捨選択して正しいと思われる判断をしていくこと。結局この本でも「心理的安全性」が大切とも書いてありましたが、組織内で恐れず声をあげられるかってとても大事。
本著には、
自分も周りも正しいと過信する支配的リーダーに、適切な情報を共有しなかったことで遭難してしまったヒマラヤ登山隊や、墜落してしまった飛行機の事例なんかが載っていました。
また、リーダーに倣っているばっかりにリーダーの「クローン」が出来上がってしまうとも。
本来、個人個人が持っていた多様で有益だった思考や価値観もクローン化してしまうことで表に出ず、結果として予測不能な事態に対処できる可能性も狭まっちゃうよねん。
ご相談いただいた社長様たちは、日々経営される中で肌感覚でこうした必要性を感じたのでしょうね。素晴らしい!
適度なコンフリクトを乗り越える必要はありますが、理想とする組織づくりのお手伝いが出来たら幸いですな!
こうして世界はどんどん良くなる!
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