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肌の色の違いは実はほぼない説①
人種の違いを意識するのは良くない、人種差別反対!という話ではありません。僕自身はどこの国の人だからと言って嫌いとかはないです。ムキムキの黒人のお兄さんに大きな声でしゃべりかけられたらちょっとびっくりしますが。
黒人や白人の肌の色の違いははっきりわかりますよね?
実はコレがそもそもあんまりないんじゃないかという話です。
「いや、さすがに白人と黒人の違いははっきりわかるよ。白人と黄色人種はあいまいだけど」と思う人もいると思いますが、
僕も信じられないのですが、実はあんまり変わらないそうです。
色スペクトラム(反射する光の波長のパターンをグラフにしたもの。目ではなく機械で測っている測定データ)をはかると非常に似通っていることがわかります。
データとしては似通っているのに、目には全然異なる色として写るんですね。
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これは自分たちの肌の色とほんのわずかに違う肌の色を非常に鋭敏に感知する機能があるからです。
肌の色は、その人の健康状態を判断する上で非常に大事なので敏感に作られているわけですね。(他のメリットもあるかもしれませんが)
そもそも肌の色の違いがあんまりわからなかったら人種差別が社会の中で存在し続けることはできなかったんじゃないでしょうか。
韓国人や中国人、日本人はよく見ると顔立ちは違いますが、僕にも日本に住んでいる中国人のお友達がいて日本語も完璧です。その方達を集団としてかなりはっきり区別できるかって言うとちょっと難しいですよね(と、口では言っていても心理学的な実験をすると潜在的な区別が存在することもわかっています、一応補足ですが)
人間の身体のベースとして、肌の色の違いが瞬時に区別できる能力のデメリットとして、人種差別が形作られたり維持されているとしたら、この表を教育に使ってみるのもいいかもしれませんね。
(もちろん差別による教育の格差だとか犯罪の高さだとか賃金の格差だとかの修飾も差別を助長していますが)
この本の中で本質を言い表している言葉を最後に紹介しましょう。
エイリアンが地球を訪れ、白人が黒人の肌を自分の肌の色とは全く違うと知覚し黒人も白人について同じように感じていると知ったら、かなりまごつくだろう。
続く