よく眠れているのか本当にわかる?


睡眠には深度があり、比較的浅いREM睡眠、深いNonREM睡眠があって、それらが周期的に起こっているのはよく知られていますよね。

睡眠アプリが流行っていて、睡眠の深さ、周期をグラフで表してくれたり、周期に従って浅い睡眠の時に起こしてくれたりします。

が、あのグラフは不正確です。

本当に測ろうと思ったら、脳波や筋電図が必要です。
人が本当に寝ているのか、客観的に判定するのは難しいんですね。

で、それがPSG(終夜ポリグラフ検査)です。
脳波を測る電極、呼吸を測るセンサー、顔の筋肉を測る電極、上肢下肢の筋電図などなど、大量にはられます。

これをやると、自分の睡眠がはっきりわかります。
最も正確な検査です。

ただ、この検査でよく眠れていると出ているのに、自分は全然寝れていないと感じる人がいたり、
自覚症状はなくても、睡眠時無呼吸症候群で、かなり睡眠が取れていない人もいるんです。
ほんとに不思議ですよね。

となると、「よく眠れた」は怪しいかもしれません。
疲れていると「感じる」だけで、その日のパフォーマンスは落ちてしまうことがわかっています。
したがって、朝起きた時、昨晩の眠れたかどうかって、いちいち判定しない方がいいかもしれません。

ちなみに、特別に受けさせてもらいました。
こんなに電極をつけていても、眠れるんです!