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養護教諭こそSNS発信しませんか
先日、友人とカラオケに行ったとき最近流行りの曲がサビ以外まったく分からなくて歌えず。結局懐メロばかりになって、これが大人になるってことか…と切なかったり、仕方なく開き直ったり。
子どもの頃は、よく遊ぶ友達の家の電話番号を暗記していたのに、つい先日とある書類に自分のスマホの番号を書こうとしたら忘れかけていて。
あの頃の151匹だったポケモンは長く愛され私の娘も夢中になり、総数なんと1,000匹以上!これは覚えられる気がしない。(母はメイン3匹ですら危うい…)
新しいことを覚えることが年を重ねるごとに難しくなる私は、光の速さで変わっていく子ども達の興味関心や抱える課題に果たしてついていけるのだろうか…と不安になりました。
それでもありがたいことに、養護教諭インフルエンサーの活動のおかげで周りに年下の逆メンターがたくさんいます。SNS発信をしていてよかったなと思うことの一つです。
逆メンターとは、一般的な「メンター」とは逆の視点を持つ関係性を指します。具体的には、年齢やキャリアが自分よりも若い人や経験が浅い人から学びを得るという考え方です。逆メンターは、新しい視点や技術、文化的なトレンドなど、従来の経験や知識だけでは補いきれない分野での成長を促す役割を果たします。
先日は養護教諭を目指す学生さん同士のオンライン勉強会に参加しました。テーマは高校生向けの保健指導。現役高校生×養護教諭を目指す大学生たちが話し合う中で「SNSの使い方」「オンラインで出会った人と付き合った人が周りにいる」「性に関する教育が必要」とテーマを決めていました。
身近な友人にも関わるテーマ、明日は我が身と思って日々過ごす学生の言葉には重みがあります。
養護教諭同士でも性に関わる内容についてたくさんの議論が交わされるけど、学生さんがそう言うくらいだからやっぱり必要なのだろうと改めて感じます。
もしも我が子がSNSトラブルに巻き込まれたとき、そもそもSNSを使ったことがない大人に相談しようと思うだろうか?
「言っても分かってもらえないかも」という心情は、援助希求のハードルを上げてしまうかもしれない。
養護教諭の軸としても「誰も取り残さない」保健室を目指すには「たすけて」が言えず困る子どもが少しでも減るよう日々祈っていて。
子どもにとって「SNS=害」ではなく、私と子どもを繋ぐ「共通言語」になる可能性があるんじゃないかと思います。
だから私は、インフルエンサー活動を通して、SNSを完璧に使いこなす必要はなくとも、とりあえず触ってみようと思えたんです。
自分自身がSNSを使って直接感じた一次情報はまさに生の情報で、他の人から見聞きして切り取られたものとは違う見方ができます。
少し時間がある長期休みの間こそ、ちょっと新しいことにチャレンジしてみませんか。
養護教諭がみんなSNSで発信するべき!とは思わないけれど、この繋がりからしか学べない価値が確かにあります。
特に保健室で関わる子どもはSNSを使う時間が長かったり、色んなスキルに長けていたり。まさに子どもを逆メンターとして、教えてもらいながら学ぶのもいいですよね。
バズらなくていいんです。
養護教諭こそSNS発信してみませんか。
子どもとの共通言語を学ぶと思って。
「かわいい」を繰り返す流行の曲はもうついていけない私ですが、SNSで日々発信する私だからこそ養護教諭らしい発信の仕方を共有できたらなと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます🕊️
誰一人子どもを取り残さない、という願いを込めて𓂃 𓈒𓏸◌
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