![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/154526424/rectangle_large_type_2_a2287434700870ae9085694efa22cf39.png?width=1200)
Photo by
tomohiroyanagida
単位法はなぜ√3を使わないのか
いつもお世話になっております。
本問題では、公式の問2の回答が、
P+jQ=VI(V:送電端電圧、I:送電線電流の複素共役)
として記載されていますが、
3相であるならば、√3をとる必要があると考えています。
しかしこの問題では、送電線を単相として計算し、
導出を行っている点がわかりませんでした。
平成29年度 電験二種二次試験 電力管理 問4
や、他の問題を見ても、
送電線は基本的に文中に記載がない場合でも、三相三線式として扱われる問題が多いと思いますが、本問はなぜ
P+jQ=VIとして計算するのか
ご回答頂けると幸いです。
ということで、今回はなぜ単位法において電力を計算すると三相電力なのに$${\sqrt{3}}$$が付かないのかについて解説します。
該当する電験王のページはこちらです。
さて、今回の問題に関して電力の計算をする際、三相電力を求めている式が$${P+\mathrm{j}Q=\dot{V}\bar{\dot{I}}}$$と単相電力の計算となっているのはどうしてなのか?というご質問です。
ここから先は
2,090字
¥ 400
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?