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変圧器極性と回路方程式立式のコツ
平成25年度 電験二種 理論 問3(3)の質問です。
電験王の解説において④式の導出方法がわかりません
I₂=0としているのでI₁にかかる相互リアクタンスjωMと
1/jωcからきていると思いますがマイナスになる過程が
知りたいです。また、このような式がぱっと出てくるようになるには
どのようなトレーニングをしたらいいですか。よろしくお願いします。
解説に$${\dot{V}_2=-\dfrac{1}{\mathrm{j}ωC}\dot{I}_1}$$と書かれていますが,$${-\dfrac{1}{\mathrm{j}ωC}\dot{I}_1}$$と等しい電圧は$${(R+\mathrm{j}ωL_2)\dot{I}_2}$$ではないのかと考えてしまうのですが,変圧器の場合はどのように考えればよいのでしょうか。
初めて質問させていただくため,内容が解りにくいかと思いますが,よろしくお願いいたします。
ということで今回は、回路方程式の立式におけるコツについて解説します。
電験王の解説ページはこちらです。
回路に相互リアクタンスが絡むため、少々立式が複雑な問題となっています。これを解くには、
①和動接続、差動接続の違いにおける起電力の表し方
②回路方程式を立式する際のコツ
の2点を押さえるとよいでしょう。
①和動接続、差動接続の違いにおける起電力の表し方
本問のように変圧器が回路に示される場合、極性を示すためにドットが記されています。このドットは、コイルに流れる電流の向きと、相互誘導によってもう一つのコイルへ発生する起電力の向きとがどのような関係にあるかをあらわしています。
次の変圧器の回路をご覧ください。
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