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「note」VS「WordPress」Webライターはどっちを選べばいい?

「WebライターはnoteとWordPressのどっちを選べばいいんだろう…」と迷ったことはありませんか?

ぼくも過去にnoteとWordPressのどっちを選べばいいのかで迷ったことがあります。

さんざん迷ってnoteでブログを始め、1年後くらいにWordPressでブログを始めました。

この記事では、WebライターがnoteとWordPressのどちらを選べば良いのかを判断してもらうために、両者を徹底比較しています

【記事を読んでわかること】
・noteとWordPressの両方をやるのがおすすめな理由
・noteとWordPressの比較【早見表】
・noteとWordPressの違い
・Webライターがnoteを運営するメリット・デメリット
・WebライターがWordPressを運営するメリット・デメリット
・【体験談】WebライターがWordPressを始めた理由

この記事を最後まで読むと、noteとWordPressのどちらを選べば良いのかわかるようになるでしょう

どちらにしようか迷った経験のある方は、参考にしてみてください。



大前提:noteとWordPress両方やるのが理想

比較する前に伝えたいこととして、noteとWordPress両方やるのが理想です。

WordPressをやっておけばスキルアップと実績作り、noteをやっておけば仕事の依頼が来る可能性があるからです。

実際、ぼくは過去にnoteから仕事依頼が5件ありました。今でもお世話になっている会社もあり、収入につながっています。

そのため、両方やるのがおすすめです。

とはいえ「両方やってる時間なんてないよ」という方も多いでしょう。両方やるのが難しい場合は、片方だけでもやることをおすすめします。

選択肢は以下の4つです。

・noteとWordPressを両方やる
・WordPressだけやる
・noteだけやる
・どちらもやらない

どちらもやらないのは問題として、それぞれ詳しく解説します。

WordPressだけやる

noteをやる時間がない方は、WordPressだけはやっておくことをおすすめします。以下のメリットがあるからです。

・Webライターの実績を作りやすい
・Webライターの仕事の幅が広がる
・noteよりスキルアップしやすい

上記のメリットを得られないのは、Webライターをやっていくなかで不利です。ぼくはnoteから先に始めましたが「WordPressをもっと早くやっておけばよかった」と軽く後悔しています。

WordPressで制作したブログは、営業する際に役立つアピールポイントになります。

noteだけやる

WordPressは最低限やっておきたいところですが、とはいえ「お金がかかるじゃん」と抵抗を感じる方も多いでしょう。ぼくも最初は抵抗感があったので、気持ちはよくわかります。

そのため、せめてnoteだけでもやっておきたいところです。やるというのはもちろん、クライアントから評価されるブログ記事を作るということです。

「クリエイターが書いた記事を読むだけ」というのは、やっていることにならないのでご注意を。

WordPressほどではないにしても、営業する際にブログ記事は役立ちます。

どちらもやらない

趣味でWebライターをやっているならともかく、お金を稼ぐためにWebライターをしているなら、さすがに厳しいです。スキル以前の問題に、熱意を疑われる場合もあります。

ブログ記事は、自分のスキルや実績をアピールできる武器です。

月に数十万円の収入があるライターは、クライアントに評価してもらえる記事を用意するのに必死です。

一方で、ブログすらやっていないのは、残念ながら同じ土俵にすら立てていません。

あなたが「お金を稼ぐ」という目的でWebライターをしているなら、せめて片方だけでもブログをやっておくことをおすすめします。

noteとWordPressの比較【早見表】

noteとWordPressの特徴やメリット・デメリットなどを以下の表にまとめたので、参考にしてみてください。

noteとWordPressの早見表

noteとWordPressの違い

noteとWordPressの違いを解説していきます。

・サービスの特徴
・アクセスの流入経路
・収益源

それぞれの違いがよくわからない方は、参考にしてみてください。

サービスの特徴

noteとWordPressは、サービスの特徴に違いがあります。

noteはSNSとブログの中間にあたるサービスです。XやInstagramのようにフォロワーと交流できるだけでなく、長文のブログ記事を作成できます。

しかも無料でブログ記事を作成できるわけですから、人気が高いのも納得です。

一方のWordPressは企業でも人気の高いブログ作成ツールであり、基本的に有料です。noteのようにスタッフがサービスを管理しているわけではなく、自分で管理する必要があります。

企業にも人気の高いツールのため、WordPressの操作に慣れておくと仕事の幅が広がるメリットがあります。

例えば、WordPressの入稿作業。入稿ができるとクライアントの手間を減らせるため、単価アップを狙えます。

このように、noteとWordPressはサービスの特徴に違いがあります。

アクセスの流入経路

noteとWordPressは、アクセスの流入経路に違いがあります。noteの主な流入経路は、noteのプラットフォーム内です。

記事を投稿すると「新着」や「人気」などのカテゴリに表示され、目に触れたユーザーが記事を読む流れとなっています。

noteの検索画面

ただし、noteの場合はSEOにも強いため、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからのアクセスも期待できます。とはいえ、メインはnoteのプラットフォーム内です。

一方のWordPressは、検索エンジンからのアクセスがメインです。割合はサイトによって異なるものの、目安としては8~9割を占めるほど。

企業がSEOを重視している理由がわかりますよね。SEOに失敗すると、アクセスが期待できません。

だから、WebライターにSEOスキルを学ぶことをおすすめしています。

それぞれのちがいをまとめると、noteのアクセスの流入経路はnoteプラットフォーム内、WordPressは8~9割が検索エンジンです。

収入源

noteとWordPressは、収入源が違います。noteは主に有料記事であり、WordPressはアフィリエイトが主な収入源です。

なお、noteはWordPress以上に収入源が豊富な点も特徴の1つ。有料記事はもちろん、以下の方法があります。

・仕事の依頼
・メンバーシップ
・有料マガジン
・定期購読マガジン
・クリエイターサポート
・自社コンテンツの販売
・Amazonアフィリエイト など

収入源が豊富なため、自分に合った方法で収益化の仕組みを作れるメリットがあります。

ただし、プラットフォームを利用している立場のため、有料記事が売れても15~20%ほどの手数料をとられるデメリットはあります

また、アフィリエイトに制約が多いため、収益化を狙うブロガーにはWordPressのほうが人気です。

それぞれのちがいをまとめると、noteの主な収入源は有料記事であり、WordPressはアフィリエイトとなります。

Webライターがnoteを運営するメリット

Webライターがnoteを運営するメリットは、以下のとおりです。

・無料でブログを運営できる
・ブログ初心者でも簡単に記事を投稿できる

何といっても、無料でブログを運営できることがメリットです。ブログ初心者でも簡単に記事を投稿できますし、SNS感覚でユーザーと交流することもできます。

数ある無料ブログ作成サービスのなかでも、一番おすすめです。

Webライターがnoteを運営するデメリット

数多くのメリットがあるnoteですが、以下のデメリットもあります。

・Webライターの実績を作りづらい
・操作が簡単なだけにスキルアップしにくい

Webライターの実績を作りづらいのが痛いところ。noteの無料プランは「Googleサーチコンソール」や「GA4」などのツールと連携できないため、正確な検索順位がわかりません※。

※いちおう「note pro」という有料プランと契約すれば、上記のツールと連携できます。ただし、note proは月額8万円(税抜)もするため、とても個人が契約するプランではありません。

参考:noteとnote proの機能一覧
     Google Search Consoleの利用について
     note proの基本料金と支払い方法は?

クライアントに証明できる実績がないと、実績のあるライターと比べて不利になります。

また、操作が簡単なだけにスキルアップしにくいのもデメリットの1つ。

ライティングや画像選定のスキルなどは身につきますが、WordPressほど役に立つスキルは身につきません。

そのため、お金を稼ぐのが目的でWebライターをしている方には、noteよりWordPressのほうがおすすめです。

WebライターがWordPressを運営するメリット

WebライターがWordPressを運営するメリットは、以下のとおりです。

・Webライターの実績を作りやすい
・Webライターの仕事の幅が広がる
・noteよりスキルアップしやすい

WordPressはSEOに強いため、Webライターの実績を作りやすいメリットがあります。

また、前述したようにWordPressの操作に慣れることで、WordPress入稿などの仕事も担当できるようになります。

特にWordPressをおすすめする理由は、noteよりスキルアップしやすいことです。

WordPressでブログを運営することで、以下のスキルの習得を狙えます。

・SEO
・WordPress入稿
・サイト設計
・キーワード選定
・コンバージョンの導線設計
・リライト(クリック率や滞在時間などの改善)
・サーチコンソールやGA4などによるデータ分析 など

上記のスキルを習得できると、競合ライターとの差別化が可能です。

競合ライターの多くは「クライアントの代わりに文章を書く」くらいのレベルです。

WordPressでブログを運営していると「集客と売上に貢献できる」というレベルを目指せます。

単価が高いのはもちろん、集客と売上に貢献できるライターです。

このように、WordPressでブログを運営すると数多くのメリットがあります。

WebライターがWordPressを運営するデメリット

WebライターがWordPressを運営するデメリットは、以下のとおりです。

・月額1,000~3,000円ほどお金がかかる
・操作の難易度が高め

WordPressは基本的に有料のため、お金がかかります。目安として、ぼくが月に払っているお金を共有します。

レンタルサーバー代(ConoHa):1,089円(税込)
検索順位チェックツール代(GRC):495円(税込)

月に1,500円ほどの費用がかかっています。また、WordPressの有料テーマやSEOツールなども購入すると、プラスでお金がかかります。

・WordPress有料テーマ(SWELL):17,600円(税込)
・SEOツール(Ubersuggest):9,999円(税込)

有料テーマやSEOツールはWordPressの運営に必須ではないため、お好みでOKです。

毎月かかる固定費としては、1,500円ほどです。

WordPressはお金がかかるだけでなく、noteと比べて操作の難易度が高めなのがデメリット。ただし、開設するのは10分ほどで簡単にできますし、初期設定も参考になるサイトが多いため、大して難しくはありません。

そのため「WordPressは操作が難しそうだから」という理由でやらないのは、もったいないかなと。

大して難しくもないため、WordPressに興味のある方は開設してみると良いでしょう。

【体験談】WebライターがWordPressを始めた理由

ここでは、ぼくがWordPressを始めた理由を紹介します。さんざんWordPressを勧めていますが、実はぼくも最初はWordPressを避けていました。

「お金がかかる」とか「noteより難しそう」というよくある理由です。

「いつかやればいいでしょ」と考え、何と1年も先延ばしにしてしまいました(^^;)

そんなぼくを動かしたのは、面接を受けた際の社長の言葉です。年齢はおそらく50代で、なかなかパワフルな女性の方でした。

社長いわく「WordPressでスキルを鍛えられた」と語っており、話を聞いても自分のスキル不足を実感しました。

SEOのスキルも実績もないのに、Webライターとして稼ごうと考えていたのは、甘かったですね。

さすがに危機感を覚え「WordPressを始めよう」と決心できました。面接を受けてなかったら、さらに先延ばしにしてたかもしれません。

遅かれ早かれ始めるなら、早く始めたほうが得だったと後悔しています。先延ばしはやめておいたほうがよいです。

「WordPressでブログを始めたい」という方は、以下の記事を読んでみてください。WordPressの始め方を解説しています。

Webライターのブログでよくある質問

最後に、Webライターのブログでよくある質問にお答えします。

サンプル記事はGoogleドキュメントで作ればよいのでは?

たしかに、Googleドキュメントでサンプル記事を用意することは可能です。

「まったく記事を書いた経験がない」という方であれば、とりあえずGoogleドキュメントで練習もかねて作成しておくのも選択肢の1つです。

しかし、Googleドキュメントだとライティングや画像選定のスキルくらいしかわかりません

Webライターに求められるスキルは以下のように、数多くあります。

・SEO
・WordPress入稿
・キーワード選定
・リライト
・データ分析 など

Googleドキュメントとブログでは、比較にならないほどブログのほうがスキルや実績をアピールできます

そのため、Googleドキュメントよりブログでサンプル記事を用意するのがおすすめです。

noteじゃなくてXやInstagramではダメなんですか?

おすすめはしないです。長文のライティングスキルをアピールしにくいから。

ライティングスキルをアピールするなら、WordPressやnoteのほうが向いています。

ただし、XやInstagramをやること自体は否定しません。仕事の募集もしてますから、アカウントくらいは作っておくと良いでしょう。

Webライターの仕事で収入を上げたい方は、ブログのほうが優先順位は高いです。

XやInstagramを頑張る時間があるなら、ブログ記事の制作をおすすめします。

どうしてもブログにお金をかけることに抵抗があります…

ぼくもさんざん抵抗してきたので、もっともな感情です。しかし冷静に考えれば、たかだか月に数千円なんですよね。

月に数千円のお金すら出す余裕のない人は、そうそういないでしょう。

ブログに投資して1社と契約できた場合、年間で100万円近い収入を得ることも可能です。仮にブログの投資額が年間1万円だった場合、100倍ほど増える計算です。

もちろん、必ず仕事を獲得できる保証はありません。しかし、仮に仕事を獲得できなくても年間で1万円程度の出費ですし、何よりスキルが上がるメリットを忘れてはいけません

スキルアップすれば今お世話になっているクライアントにより貢献できるので、単価アップも狙えます。費用対効果を考えれば、ブログにお金を投資したほうが得だと思います。

そのため「お金が減ってしまう」と考えるのではなく「お金をブログに投資しないことで、増やす機会を失っている」という考え方に変えると良いでしょう。

まとめ:目的に合わせて運営するブログを決めよう!

noteとWordPressを徹底比較してきました。

時間に余裕のある方は、両方やるのがおすすめです。片方しかやる時間がない方は、WordPressはやっておくと良いです。

両方やらないのはさすがに厳しいため、せめて片方だけでもやっておくことをおすすめします。

ブログ記事は、ライターの実績やスキルをアピールする武器の1つです。自分の能力をアピールするために、ライターは記名記事やブログ記事を用意します。

Webライターもビジネスである以上、競争は避けられません。仕事を獲得できるかは、準備の質で決まります

本記事の内容を参考にして、noteかWordPressでブログを始めてみてください。

note運用とWordPressの開設方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

「趣味でWebライターをやっていて、お小遣い稼ぎができればいい」という方はnoteの記事がおすすめです。

「副業で月5万円以上稼ぎたい」「将来フリーランスのWebライターになりたい」という方は、WordPressの記事がおすすめ。

あなたの目的に合う記事を読んでみてください。

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