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[読書記録] 日本語の特質

日本語の言語としての特質を知ることは日本語を効果的に使うためにも、外国語を学ぶ上でも、重要なことである。また、言葉は文化を背負っているものであるから、日本語の特質をさぐることは日本文化への理解を深めることでもある。漢字をはじめ多くの外来語を取り入れながら発達してきた日本語の発音・表記・語彙・文法などに現れた独特の性格を、外国語とも比較しながら明快に説く。

Amazonより抜粋

[2008-05-26]
この本は1991年に出版されたのですが、元は昭和55年4月から9月までの半年間、NHK教育テレビのNHK大学講座のヒトコマとして「日本語の特質」という題で放送され書式化されたものなのだそうです。日本語に特有の性質について、発音、表記、語彙、文法から説明しています。

ちょうど前期に歴史言語学の授業で、この本に書いてあるような事を学んだばかりなのですが、日本語に特化して説明されているので非常にわかりやすく、ある意味復習になりました。内容自体は、情報が少し古いためかちょっと納得いかないところもあるのですが、そこも含めて非常に面白い本だと思います。夜中の1時半頃に読んでいたのですが、つい吹き出したり笑ってしまったりでちょっと困りました。

この本の中に、以前別の本で見つけた表が載っていたのですが、それは「どれだけの単語を覚えればどれだけの会話ができるか」という表で、単語1000語を覚えた場合、日本語の60%に比べて、英語は80.5%、フランス語は83.5%も理解できるのだそうです。

ちょうどいま、こっちで買った「フランス語単語カード1000枚」を使って単語を覚えていて、やっと9割弱覚えたとこなのですが、先日フランス語のテレビを字幕付きで(こっちのテレビはほとんどの番組に字幕がついていて、視聴者が字幕ある・なしをボタン一つで選択できる)観ていたら、本当にかなりの割合で理解できることに気づきました。そのカードは日本のAmazonでも売ってるんですね。訳が英語なので、たまに辞書を引いて日本語訳を追加しています。



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