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[読書記録] Optimality Theory

[2008-09-13]
夏に続いて最適性理論について学んでいますが、2週間で理解がずいぶん深まりました。夏の授業の授業を少し聴講させてもらっている時は本を読んで授業を聞いていてもよく分からなかったのですが、今回は、数ヶ月前に全部読んでほとんど忘れている本の内容が、授業を聞いているだけで全部思い出せるし、何の苦労もなくすんなりと理解できるのです。

一緒に授業を取っているクラスメート達も、すでに「去年習った生成音韻論より最適性理論のがいい!」と好評なので、単純に教える側の力の差なのだと思いますが、ここまで違うとちょっとがっかりしますね。昨日、教授の初めてのOffice Hourだったので、他の人に聞いても解決できなかったので何ヶ月もかかえていた疑問を質問しに行ったら、数分で解決できました。うーん、さすが。

そんなわけで、こんな風に書いてしまうと「この本は難しい」 という印象を与えてしまうような感じもしますが、そんなことはなく、授業で聞いても分からなかったため、聴講をやめたあとにこの本を最初から読み直してから残りの部分も読んだ時も十分理解できました。分からなかったのは上の部分と、もう1箇所だけ。最適性理論についてはこの本しか読んでないので比べようがありませんが、約400ページもあって読み応えは十分なので、生成音韻論にどっぷりつかった後に読むにはこのぐらいの方がいいのだろうと思いました。

それにしても、日本語の音韻規則の例が、なぜ「河童」なのでしょうか。雨の時に使う「合羽」だって同じ音だし、そもそも撥音を説明するなら他にもたくさん言葉があるのに、なぜ、あえて、「河童」を使ったのでしょうか。図書館で読んでいたのについ噴出してしまいました。

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