春の味覚新たまねぎレシピと保存方法

こんにちは！野菜ソムリエプロASUKAです。
今日は春野菜のひとつ、新玉ねぎのお話。
やわらかな食感と加熱したときの甘みは食欲をそそります。

新たまねぎとは

新玉ねぎとは、玉ねぎを早取りし、すぐに出荷したもののこと。
通常、玉ねぎは収穫してから1ヶ月くらい風にあてて乾燥させますが、新玉ねぎはすぐに出荷するため、実の水分が多くてやわらかいというのが特徴です。みずみずしくて辛みが少ないので、サラダやマリネがおすすめ。
 年中出回っている玉ねぎのほとんどは黄玉ねぎですが、最近では玉ねぎの種類も豊富になってきましたね。

新玉ねぎの保存方法

新玉ねぎをいつもの感覚で保存していたら、いつのまにか傷んでしまった経験はありませんか？
私は、何度もあります・・・・(;^ω^)。
新玉ねぎは水分が多い為、傷むのがあっという間。
普通の玉ねぎは収穫後乾燥処理して保存性を高めてから出荷されるので、常温保存が可能です。しかし、新たまねぎは収穫後すぐに出荷されるので、普通の玉ねぎよりも水分が多く、常温保存にはむきません。
新玉ねぎは、冷蔵もしくは冷凍保存がおすすめです。
【冷蔵で保存】
ポイント
①新聞紙で包んでから、保存袋(ビニール袋)に入れて冷蔵庫の野菜室へ
②水分を含むと傷みやすいので、洗わずに保存しましょう。
　→食べるときに洗って調理します。

【冷凍で保存】
ポイント
①新玉ねぎの皮をむいて水洗いし、芯を取り除く
②スライス(もしくはお好みの大きさにカット)してほぐし、使いやすい分量に分けてラップで包む。
③冷凍用保存袋に入れて冷凍保存。
冷凍保存しておくと、使いたい分量ごと使えてとても便利です。

おすすめ新玉ねぎレシピ

【豚肉のオニオンソース掛け】
＊材料(２人分)
ポークステーキ肉・・2枚
新玉ねぎ・・１個
牛乳、ブイヨンスープ・・各１カップ
小麦粉・・大さじ３
バター・・20g
塩コショウ・・少々
＊作り方
①新玉ねぎをさっと洗って薄くスライスし、しばらく空気に触れさせる
②鍋にバターを熱し、１を焦がさないように炒めてあめ色になってきたら小麦粉を加えて全体的になじむまで炒める。
③ブイヨンと牛乳を少しずつ加えてダマにならないように炒め、塩コショウで味を整える。
④とろみがついたら火を止める。
⑤別なフライパンでポークステーキ肉を焼く。
⑥こんがり中まで火が通ったら、お皿に盛り付けて④のソースをかけて完成

【簡単トマトと新玉ねぎのマリネ】
＊材料(２人分)
大玉トマト・・２個
新玉ねぎ・・１個
セロリ・・適量
ベーコン・・４枚
オリーブオイル・・大さじ２
ハーブソルト・・少々
＊作り方
①新玉ねぎをさっと洗って薄くスライスし、しばらく空気に触れさせる
②トマトも食べやすい大きさにスライス
③セロリはお好みで薄くスライスして使用
④ベーコンもお好みの大きさにカットする
⑤お皿に①~④を盛り付け、オリーブオイルとハーブソルトをかけて完成

＜ポイント＞
たまねぎ独特の臭い・辛み成分は硫化アリルの一種アリインという成分。それが酵素により分解されて抗菌作用の強いアリシンという成分になり、強いネギ臭を発揮します。アリシンは、空気中の酸素と結びつくと参加して硫化アリルという成分になり、整腸作用や健胃効果がよりアップ。
カットしてからしばらく空気にふれさせるとよいのはこのためです。

新玉ねぎの栄養効果

黄たまねぎは年中出回りますが、春の新玉ねぎが楽しめるのは６月くらいまで。独特の香りと柔らかい食感は、時期限定です。
玉ねぎには、抗菌作用もや整腸作用が期待でき、血液サラサラ効果や疲労回復効果があるといわれています。
春先は体調の崩しやすい時期ですので、春の味覚で体調を整える意味でも、ぜひ新玉ねぎも食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。