見出し画像

金色羅王の特徴とは?高糖度の甘くておいしい黄色すいか

高糖度で甘みが際立つすいかの品種「金色羅王」について、その特徴や美味しさを詳しくご紹介します。
「黄色いすいかって本当に美味しいの?」と気になる方や、「金色羅王を試してみたい」という方はぜひご参考にしてください。

金色羅皇とは?

金色羅王とは、奈良県のナント種苗株式会社さんが開発した黄色いすいか品種です。その名前の通り、金色に近い鮮やかな黄色の果肉が特徴的で、糖度15度を超える高い甘さが際立っています。
甘さとシャリっとした食感が、黄色スイカの従来のイメージを覆します。

金色羅王

“黄色いすいかの常識を覆す「金色羅王」

黄色いすいかは「美味しくない」と思われがちですが、金色羅王はそのイメージを打破する品種。すいかの歴史を振り返ると、元々は黄色や白いすいかが主流でした。日本でも黄色すいかは珍しさから購入されることがありましたが、「やっぱり赤いすいかの方が美味しい」と感じる方が多かったのです。しかし、金色羅王の登場で、その認識が変わりつつあります。

金色羅王の3つの特徴

1. 鮮やかな外見と果肉

金色羅王は、大玉で重さ8〜9kgにもなるすいかです。外見は濃い緑に黒の縦縞が入っており、一見すると黄肉すいかには見えません。ですが、切ると鮮やかな黄金色の果肉が現れ、その見た目だけでなく、食欲をそそる美しさも備えています。

2. 圧倒的な甘さと後味のさっぱり感

金色羅王の一番の特徴は、その糖度の高さです。糖度15度以上を誇り、すいか業界でも最高クラスの甘さを持ちます。また、甘さだけでなく、さっぱりとした後味も評価が高く、暑い夏でも何度も食べたくなる美味しさです。

3. パーフェクトな食感

果肉がしっかりとしており、シャリっとした食感も金色羅王の魅力です。
糖度の高いすいかは柔らかくなりがちですが、金色羅王は硬めでありながらも口当たりが良く、絶妙な食感を楽しめます。

そして、本当においしく完熟した金色羅皇は、果肉の一部に濃いオレンジ色(赤み)がさしています。
これは、すいかの果実が適度に日に当たることでできる「ゴールデンベルト」と呼ばれるもの。

金色羅王
金色羅王

すいかの断面にこのゴールデンベルトがある”金色羅皇”は、しっかり完熟したあまいすいかの証拠でもあるのです。

ナント種苗株式会社のこだわり

開発に携わったナント種苗株式会社の春名 啓介様からも金色羅王について、こんな直伝メッセージが届いています。

金色羅王を開発したナント種苗会社様からのメッセージ

『とにかく糖度の高いすいか品種を作りたい!という思いで育種をスタートさせ、行き着いた先が黄肉大玉すいかの「金色羅皇」でございました。 通常すいかは糖度12度以上で十分甘いと言われる中で、「金色羅皇」は糖度+2~3度を連発するような品種でございます。さらに糖度が高いだけではなく、肉質は硬めのため食感にも優れ、甘さの中にさっぱりとしたおいしさを感じられるすいかです! また、タネの量も少ないため非常に食べやすいのも特徴の一つです。 ぜひ、超糖度黄肉大玉すいか「金色羅皇」を召し上がってみてください!』

ナント種苗様直伝メッセージ
ナント種苗会社様直伝メッセージ

糖度13度を境にしたシール使い分け

さらに、ナント種苗さんでは金色羅王のブランド価値を維持するため、生産者には糖度13度を境にした青果シールの使い分けを依頼しています。

黄色いすいか
黄色いすいか

金色羅王の栽培の難しさと希少性

金色羅王は非常に栽培が難しく、1株から取れる果実は1〜2個ほど。
さらに、裂果のリスクや収穫までに長い時間を要するため、生産量が少なく「幻のすいか」とも呼ばれています。
この希少性が、金色羅王の特別感をさらに高めています。

金色羅王の産地と購入できる時期

主な産地

金色羅王は、奈良県のナント種苗株式会社が開発し、現在は熊本県、山形県、長野県、千葉県など、全国各地で栽培されています。
生産量はまだ少ないものの、徐々に広がりつつあり、徐々に今よりも手に取りやすくなっていくかもしれません。

購入できる時期

金色羅王の主な収穫時期は6月~8月です。
特に熊本県では、5〜6月と10〜12月にも収穫されるため、年に複数回楽しむことができます。

一度は味わってみたい「金色羅王」

これまで「美味しくない」と思われがちだった黄色いスイカの常識を覆す、金色羅王。その圧倒的な甘さとさっぱりした後味、パーフェクトな食感は一度食べたら忘れられません。市場に出回る量は限られていますが、もし見かけた際はぜひ手に取って、その美味しさを実感してみてください。

黄色すいか
甘くておいしい金色羅王

金色羅皇の産地はどこ?

奈良県のナント種苗株式会社さんで開発された金色羅皇。 農家さん向けに種が販売されており、現在は熊本県や山形県、長野県、千葉県など、全国のさまざまな産地にて栽培されています。

黄色すいか”金色羅皇”が購入できる時期

ナント種苗さんのカタログで紹介されている栽培サイクルによると、金色羅皇は熊本県の連棟ハウスのものが5~6月、10~12月にかけて収穫期となるようです。 その他の全国のハウス栽培や露地栽培のものの主な収穫時期は6月~8月なのだそう。
EDENでの金色羅王の販売は8月限定です。

金色羅王 購入時期

ここ数年で人気急上昇中なので、今後ますます購入できる機会も増えてくることを期待したいところです。
いずれにせよ、金色羅皇は今のところ購入できる時期がごく限られた、甘くておいしい希少な黄色すいかということですね。


いいなと思ったら応援しよう!