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7月2日の日記「心の提灯」
地域のボランティアされてる方から最近買い物とか困ってる人がいるからと相談があった方がなかなか連絡取れなくて様子を見に訪問した。行ってみると在宅されており、気難しい方だという前情報とは裏腹ですぐに迎え入れてくれて色々お話を聞かせてくださった。
かなり聞こえに支障かでてきて電話にも気付かないことが多くなってきたらしい。
家の中は古いものだがきちんと丁寧に使ってきたものばかり。整理ができており「いざというときに迷惑かけんように終活でものを捨ててる」とのこと。確かに無駄なものは少ない。
その中で一際目を引いたのは色とりどり色々な観光地名が書かれた提灯。少しくすんだ古い日本家屋の中で鮮やかに目に飛び込んできた。
お聞きするとご主人様がご健在の時、あちこち旅に行かれていた思い出だとのこと。ご主人様が旅行好きな方だったらしい。
旅行の話となると急に表情が明るくなって微に入り細に入り思い出話をされる。
実は少し物忘れも出始めていた。
途中何度か同じ話をすることもあって気にかかる様子もあった。これからまだ何度か関係性を作っていきながら確認する必要はある。
だけども、あぁ思い出の品って大事だなとしみじみ思った。こんなにもお金もかけずに心や表情を照らすのだな。観光地カラフル提灯も「こんなの誰が買うんだ?」と思ってたけど、きちんと役割や意味があるんだな。
終活での断捨離とかよく聞くけど、高齢者の「楽しかった頃の思い出」は残りの人生の拠り所になる、保存しておくべき心の提灯でもあるのだ。
昨夜からの雨は早朝には豪雨になり、私の居住地域には警報が出ていた。
だが出勤時には小康状態となり、昼からは日差しが降り注ぎ朝の雨が蒸しあがって、不快指数が爆上がりだった。
そのせいが夕方から酷い偏頭痛で悩まされ、帰宅してすぐ鎮痛剤を飲み込んで暫く横になっていたら落ちついた。
よくよく考えてみると訪問先の高齢者宅は冷房が入っている家は少なく、更に外出ばかりだったので水分補給も少なかったので、もしかしたら軽い熱中症気味だったのかもしれない。
これからの季節は高齢者だけでなく自分も気をつけねば!
まぁ体調不良を理由に夕飯は主人が買ってきてくれたのでちょっとラッキー!