ずっとニッコーバンを買っています!── 竹細工職人として働く西原さん
昭和27年の創業以来、「絆創膏を通じて、多くの人の”働く”を支えたい」という想いで、絆創膏ひとすじにやってきた『ニッコーバン』の日廣薬品。
私たちは、どんな人の”働く”を支えているのか? それを知るために、日廣薬品の公式noteでは、お客様の声を聞かせていただく『ニッコーバンをわたしが使う理由』を連載しています。
今回のお客様は、竹細工職人として働く西原悟志さん。
私たちが西原さんを知るキッカケは、ニッコーバンを私の愛用品としてご紹介しているInstagramの投稿でした。
ニッコーバンをこのように愛用してくださる方がいる!西原さんの投稿を発見した時、とても嬉しくなりました。「竹細工と切っても切り離せない指先の怪我、自分が愛用しているからご自身の生徒さんにもお勧めしている」と語る西原さん。竹細工職人として働く西原さんにとって、ニッコーバンはどういう存在なのか?詳しく、お話を聞いてみました!
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10年前から愛用しています!
ーー 今日はどうぞよろしくお願いします!
先日はInstagramに推しの絆創膏としてニッコーバンをご紹介くださ
いましたよね。投稿を発見した時、私本当に嬉しかったです。
ありがとうございます。
私共の絆創膏はどのように西原さんのお役に立っておりますか?
西原さん:
私は竹細工の職人として約10年が経つのですが、最初の頃からずっとニッコーバンを使っています。
作業中に手を刃物で切る事や、材料の加工時に怪我をすることが多いです。
竹を細工に適した状態に割る際、鋭利な状態になるので指に切り傷ができることがあります。
-- なるほど。それはとても痛そうです。
西原さん:
世の中にはいろいろな絆創膏がありますよね。様々なものを使ってみたのですが、仕事中にすぐ剥がれてきてしまいます。
私自身、手汗もかきますし、水も使いますし、物に擦れることや当たったりすることもあります。日中、絆創膏がすぐ剥がれて何度も貼り替えると仕事にならないので本当に困るんです。だからニッコーバンを使っているんです。
-- 剥がれずついている点で西原さんのお役に立てているんですね。
可動部に貼っても取れない!
西原さん:
例えば指の可動部に貼ることがありますが、物によってはすぐペロンと指の動きについてこれず剥がれてしまうこともあります。でもニッコーバンだと伸縮性があるので伸び縮みしてくれますし、剥がれなくて持ちが良いところが好きです。加えて、私は端っこがペロッとめくれるのも嫌いなのでそういうこともなく気に入っています。
-- お気に入りポイントを教えていただきありがございます。
少しでもめくれが気になるのは、西原さんが作品の仕上がりに拘っ
ている姿に通ずるところがありそうですね。
西原さん:
確かにそういうところもあると思います。
ですから、ある程度粘着力があり長時間剥がれず、水にも強い物が欲しいんですがよい物は値段がどうしても高くなります。
私が仕事中にケガをする度に何回も貼り替えているとコストも馬鹿にならないです。そうした中で、私はニッコーバンのMサイズ104枚入りを選んでいます。価格も1500円位。大容量だから1枚単価も抑えられて、なおかつ品質が良くて気に入っています。
-- 数ある絆創膏の中から選んでいただき、ありがとうございます。
西原さん:
私はいつもニッコーバン(104枚入り)を使っています。ニッコーバンを使っていると傷を長時間保護が出来ます。例えばお風呂に入っても取れないので、1日中ずっと貼っています。
-- 嬉しいお話をありがとうございます。
-- ところで西原様が竹細工職人を志された理由をお聞きしてもよろし
いですか?珍しいお仕事なのでその理由が気になります。
西原さん:
30歳を前にした時、何か手仕事を職業にしたいなと考えました。
焼き物など様々あり検討した結果、竹細工が目に留まりました。全国的に見ても職人が少ないニッチな世界なので、これから始めても精進すれば目が出そうだと思いました。竹細工は材料の仕入れから加工して販売するところまで1人で行う事ができるんです。そういった点も、この仕事を選んだ理由の1つです。
-- 手作業が多いお仕事だと思いますが、怪我をされるのは材料の仕込みの時ですか、編む方ですか?
西原さん:
怪我をするのは、主に材料を収穫する時ですね。最初に竹を割る時に刃物で手を切ることがあります。最近は上達しましたから怪我をすることはぐっと減りました(笑)
それ以外の怪我だと、作品を編む時に形を仮止めするために針金を使用するのですがこれが注射針の様に細くて指に刺さることもあります。
-- 年間でどのくらいの竹を収穫されるのですか?
西原さん:
直径8~10cmの竹をよく選びますが、収穫に行くと1回につき3.5~4mの長さにカットして40本位、軽トラに乗せて帰ってきます。10月~12月に収穫で6~9回位行きます。
-- 結構な重労働ですね。繊細な作品の裏にはそんなご苦労が隠れていたとは今まで知りませんでした。
-- ところで、保護としても絆創膏をご使用されているそうですが、それはどんな時ですか?
西原さん:
実は、工房のSNS担当として妻にもサポートしてもらっているのですが、時には竹の作業を手伝ってもらうこともあります。その中で針金の作業時に指に竹が刺さるの場面を想定して妻は先に指に貼っているようです。
私自身も竹を持っ時に手を滑らすことがあります。その際、皮ふがむき出しだと指を竹に擦って切ったり、ささくれが刺さったりすることもあるのでその時にも巻いています。
-- お怪我を未然に防げれば幸いです。
西原さん:
保護にはテーピングテープを使うことが多いのですが、時にはニッコーバンを使うこともあります。ガーゼの部分がクッションとなりますから、ニッコーバンの方が保護として巻くのに適していると思います。コスト的に頻繁には使えませんが、怪我の予防的に巻いています。
怪我をしてしまった場合は、傷が痛むので剥がす時に痛いテーピングではなくニッコーバンを3重くらいに巻いて作業をしています。
-- どの場面も素手の作業が多いんですね。
西原さん:
そうですね。今は素手が多いです。
怪我をしないようにテーピングを巻いていたんですが、巻くのも手間ですし剥がした時ベタつくので、最近は竹を沢山収穫する場合などでないと巻かないですね。
駆け出しのころと比べますと今は怪我をしずらくなりましたから、私自身はニッコーバンの使用頻度は減って入るかもしれません。
-- 絆創膏の出番が少なくていいんです。お怪我をしないのが一番良い
ので、もしもの時にお役に立てればそれで良いです。
-- 竹職人としてのお仕事について質問です。写真にあるような作品をひたすら作る毎日なのでしょうか?
西原さん:
実は作品を作る以外に個人向けに教室も開催しています。
全体で10クラス程、1クラス月2回、1回あたり2~3時間のレッスンになります。現在は約100名位の生徒がおります。
-- 習い始めの生徒さんですと製作中に針金が指に刺さる事もあるのではないでしょうか?
西原さん:
そうなんです。教室でも針金を使います。生徒さんは針金を使った仮止めに不慣れな方も多いため、私も気を付けて見守っていますがそれでも怪我をされることがあります。刺さった場合、僅かな出血なのですぐに血は止まりますが、血がついてしまわぬよう教室に常備しているニッコーバンをお勧めしています。
-- 生徒さんにもご紹介いただき嬉しいです!西原さんのお教室には大勢の生徒さんがいらっしゃいますが、どのような方々が通われているのですか?
西原さん:
生徒さんの多くは趣味で通われていますが、中には将来職人を目指している方もいます。そういった方は教室には来ずに工房で仕事を教える形で弟子入りしていただいております。
-- お教室だけでなく、後進の育成にまでご尽力されているとは驚きました!
西原さん:
弟子の中には既に独立し、職人として生計を立てている方もいて、既に他県で活躍しています。
-- お弟子さんの活躍は師匠として嬉しいですね。
西原さん:
プライベートの話にはなりますが、私の子供もよく怪我をしますのでその時にもニッコーバンを使っています。
子供は体温が高く手汗をかきますから、幼稚園や保育園で貼ってもらった絆創膏がよくペロッと剥がれてしまいます。それが嫌で、親としては治るまで剥がれないで欲しいからニッコーバンを使っています。
-- お仕事だけでなく、プライベートでもご愛顧いただき本当にありがとうございます! ところで、今までずっとご使用いただいている中でニッコーバンに対してご要望などはありますか?
ニッコーバンに不満はないです
西原さん:
今のままでも十分で不満はないのですが、強いて言えばLサイズで100枚位入っているのがあったらいいなと思います。
竹細工ではないのですが、子供が大きめの怪我をした時に3枚まとめて貼る事もあるので大容量が合ったら助かります。他にはMサイズで200枚入りとか大量のものがあったら嬉しいです。
ーー 200枚ですか!ご要望ありがとうございます。これからも働く人を支える絆創膏として、西原様に喜んでいただける絆創膏を作り続けて参ります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
編集:日廣薬品 企画部
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