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沖縄の美しき海と自然環境 vol.2「辺野古基地埋め立てについて」

前回のvol.1がまだの方はこちら↓
サンゴ礁について記述しています


これまで多くの人間が
さまざまな自然を侵してきたなら
今もなお穢しているのなら

せめて自分たちの手で
本来の自然のカタチへと
どこまで戻していけるか


50年、100年後を生きる
未来の子供たちに
どういう地球を残し

そして
託していけるか


常々、自問しながら
生き方そのものを
見直していけたらと思います


辺野古新基地について

日本政府は沖縄県辺野古に
米軍基地を作るために

海を埋め立てながら
進行形で建設を進めています


辺野古の海洋には
世界有数の生物の多様性を
富んだ美しき海があります

埋め立ての海域の近くには
貴重なサンゴが群生しており

オキナワハマサンゴやヒメサンゴ
もそれにあたります



長い年月をかけて
育ってきた自然たちが

生物多様性の海域が
辺野古基地建設に伴う
埋め立てにより

いとも簡単に
壊されていきます


サンゴ礁だけでなくジュゴンや
海草、藻場も影響を受けています

辺野古の新基地建設が進む
大浦湾にはジュゴンの食する藻場があり
2022年には糞もみつかっています



その海洋は絶滅危惧類262種を含む
5千300種以上の海洋生物の
生息が確認されています


実際に巨大なコンクリート壁が
大浦湾の海底に投下された際に

そこに元々いた
海藻やサンゴが押しつぶされました


日本国初の代執行

沖縄では基地の県内移設反対や
辺野古の自然環境を
残すべきという

明確な声を沖縄県の
多くの方々が長期にわたって
声をあげ続けています


しかし日本政府はこの声を受け入れずに
沖縄県の訴えは最高裁判所にまで
事態は発展しました

判決の結果、沖縄県は裁判で敗訴して
政府はこの国初の「代執行」を行い

沖縄に代わって国が辺野古の
米軍基地の設立を承認をしました


2024年3月25日、辺野古に新たな
区画への土砂投入が開始されます



元々は世界一危険と言われる
普天間基地を日本に返還するために
辺野古への移設があがりました


普天間基地が危険と言われる所以は

・人口密集地域の真ん中に基地があること
・クリアゾーンがない
・近隣住民の日常的な騒音
・航空機(墜落)事故の危険性


クリアゾーンとは、
米軍機の離着陸の安全確保と
住民を危険から遠ざけるために
土地の利用を禁止した区域のこと

辺野古基地の全面返還が
1996年に発表されてから

27年余が経過した今なお
全面返還が実現しないばかりか、

同飛行場所属機による
事故は後を絶っていません


飛行場における航空機の
離着陸回数がここ数年で
増加傾向しているなど、

周辺住民は依然として
大きな負担を強いられています



沖縄の声に耳を傾ける

同じ日本人である
県外や本島の人たちに

いまいちその声が届ききっていない
どこか対岸の空のような
印象を受けてしまいます


日本の国土面積にして
日本の0.6% にしかすぎない沖縄に

全体の70%を超える米軍基地が
今まで押し付けられてきた事実を
私たちは直視しなければなりません


実際に沖縄県外に移設するという
案もあったようです

もし自分たちの住む地域に
急に米軍基地を建設すると

政府から発表があれば
どういう気持ちになるでしょうか


空には戦闘機の空を切る音
最大100デシベルを超える爆発音

戦闘訓練の声
外国人の数も次第に増えるでしょう

空から落下物が落ちたり
大学の構内にヘリが
墜落したことも過去にあります


もはや他人事では
済まされないのではないでしょうか


「海兵隊は、自衛隊との共同訓練もできる
日本本土での訓練を好んでおり、
移転先としても望んでいた。」

「日本政府はまったく耳を傾けなかった。
配備先を決めるのは日本政府である以上、
それが政治的現実だった。」

米国務長官首席補佐官
ローレンス・ウィルカーソン
(2019.5.6 沖縄タイムス 
同紙取材に対する発言)


「防衛白書に
『沖縄の地理的優位性とは米本国、
ハワイ、グアムと比較し
東アジアに距離が近いこと』

とあるが、その比較なら日本列島
どこでも同じでは?」、

防衛省「他県も同じ。」

防衛省2020.6.18
沖縄等米軍基地問題
議員懇談会野党議員

ヒアリングにおける
屋良朝博衆議院議員
の質問に対する回答


そして今、
人間が勝手に起こした戦争の後始末を

辺野古基地への移設に伴いて
なんの罪もない自然たちが
その負担を強いられています



日米安全保障条約について

日本は国の憲法第9条で
戦争放棄を掲げています

戦後から日米安全保障条約を
アメリカと結んでいます


その条約により
何か有事があったときに

他国からの攻撃の抑止力
となっているようですが

果たしてその抑止力は
本当に必要なことなのでしょうか



自国が戦争を放棄したからといって
それを他国に戦わせて血を流させる

たしかに自分たちは戦争を
放棄しているかもしれません

けれど戦争に関わっていることには
変わりありません

本当に
それでいいのでしょうか


戦わないなら
とことん戦わないと

争わないと決めることは
できないのでしょうか


ひとりひとりが分け隔てや
対立を手放して

本当の意味で助け合い
そして溶け合う御世を

他を思いやる優しき心を
他国に示すことができないでしょうか


それらを
体現することができるのは

日本人の凪(和ぎ)の
精神だと想っています


その先に沖縄という土地に
本当の意味で光が入ること

日の本津国の
和を取り戻すことができる

そう信じています



最後まで
ご拝読ありがとうございました :-)


次回は
沖縄の自然環境についてvol.3
「移植だけでサンゴを本当に守れるのか」




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音葉さんnoteに
神津島にて神々より受け取った

凪(なぎ)についてのお言葉が
詳しく書かれています


満ち満ちゆきて 我が心内 
優しき波風 生まれとる

時軸無くして ゆらゆらと 
波間に射しゆく 光ごとしに

凪なるは それ
やわき 優しき 

天意(愛)そのものよ

神言葉一部抜粋
音葉”受”


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