金融庁、顧客本位の実践状況調査 業界共通課題洗い出し
金融庁が、銀行など金融商品販売会社の「顧客本位の業務運営(フィデューシャリー・デューティー)」に関する実践状況の調査を始めた。これまで、一部の銀行などと対話を進めてきたが、一斉に調査することで業界全体の共通課題を洗い出す狙いがある。リスク性金融商品に関する販売・管理態勢の整備状況やリスクガバナンス態勢の構築状況などについて「幅広く実態を聞く」(同庁関係者)方針で、一部金融機関に対しては個別のヒアリングも実施する。
12月初旬を回答期限とするアンケートを発出した。対象は、2023事務年度(23年7月~24年6月)に実施した「リスク性金融商品の販売・組成会社による顧客本位の業務運営に関するモニタリング」の重点先だったメガバンクや地域銀行など。
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