
経営者保証なし融資拡大 24年度上期、初の5割超え 金融庁調べ
経営者保証に依存しない融資が広がりを見せている。金融庁の調査によると、2024年4~9月期の銀行などの新規融資に占める保証なしの融資割合は52%となり、初めて50%を超えた。同庁などが22年12月に「経営者保証改革プログラム」を策定して以降、金融機関で「保証の必要性を改めて検討した結果、そこまで必要のないものに対しては保証を取らないという融資慣行が根付いてきた」(同庁関係者)ことが背景にある。
同庁が、銀行・信用金庫・信用組合の計531機関を対象に調査した。24年4~9月期に新規で融資した120万件のうち、52.6%にあたる63万件が保証なしでの融資となった。前年同期の割合は46.7%で、6ポイント近く上昇した。
ここから先は
578字
/
3画像
¥ 330
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?