潰瘍性大腸炎について1
突然便がおかしな事になった
2022年1月下旬の事。突然毎朝の便がおかしな事になりました。白とピンクと赤色が混じったようなカスのような便が出るようになりました。そしてそれが出なくなる事はなく、4月になっても毎日出続けてどんどん酷くなっていきました。
まずは地域のクリニックで内科を受診しました。すると「うちでは検査が出来ないから病院を紹介します。」と言われ紹介状を書いてもらいました。新宿区にある総合病院を紹介してもらったので、そこで診てもらう事になりました。
検査を受けて病名を告げられた
その総合病院で、まずは大腸内視鏡検査を受けました。生まれて初めての検査でした。後日、検査結果を聞きに行くと「潰瘍性大腸炎」と診断されました。前述のおかしな便は「粘血便」と呼ばれるものだったのです。思えば、貧血もたまにちょくちょくあった気がします。
聞いた事はある病名でしたが、まさか自分がそんな病気になるとは夢にも思いませんでした。ジムに通って運動もしているし、栄養も摂っていると思うしで、全く心当たりがありませんでした。唯一あるとすれば仕事のストレスくらい。幸い直腸にだけびらん型の炎症があるという状況だったので、薬で治療する事になりました。
「ペンタサ」という注腸剤
最初は「ペンタサ」という薬が処方されました。調剤薬局で薬を渡された時、あまりの大きさにびっくりしました。スーパーのビニール袋で買い物したくらいの大きさ。というのは処方されたのが「注腸剤」と呼ばれるもので、管を肛門から挿入して、中身をぎゅっと絞り液体を直腸に入れていく薬剤だったからです。
最初、効いてきたと思っていたのですが、徐々にあまり効かなくなって来ました。ついには、粘血便がまた増えてきました。元々この注腸剤は気軽に注入出来ない(横になって液体を入れるため、身体が大きい人はある程度の場所の確保が必要)し、注入後はお腹に液体が入ったままなので、気持ち悪いし液体が出ないか心配になります。
「アサコール」錠剤に変更
7月になり、定期検診時にあまり薬が効いていない話をした所、主治医の先生が「アサコール錠 400mg」を処方して下さいました。やっと飲み薬に変わりました。1日3回、1回3錠飲む必要がありますが、液体が出る不安から開放されたので、飲み忘れさえ気をつければだいぶ楽になりました。
アサコールを毎日欠かさず飲み続けた結果、少しずつですが良くなって来ました。今日現在粘血便はもうほぼ出なくなりました。ただし、便は以前に比べてかなり細く、少しゆるい感じが続いています。ちなみに、発症以前は逆に便秘気味で、切れ痔が度々発生していました。
「もしかしたら潰瘍性大腸炎ではない」という可能性も考えている
実は「自分は潰瘍性大腸炎ではないのではないか。」と思う事が今でも時々あります。その気持ちが募りに募って、別の病院で検査を受けたのですが、特に異常はありませんでした。でも、あまりにも薬で治らなかった場合、潰瘍性大腸炎じゃなかった、という事も想定していかなければならないと考えています。
現在病状は非常に落ち着いています。特に便の回数が多い訳ではないし、極端にトイレに行きたいという事もありません。薬を使う前は時々貧血がありましたが、今はそれもありません。日常生活は全く支障なく送れています。食べ物も特に制限をかけていません(が、そもそも発症以前から油ものはなるべく摂らないようにしていました)。とりあえず、今はアサコールという薬にかけてみようと思っています。