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年末の日経平均株価は2万561円! 日経CNBC投資家サーベイから

12日(火)の日経平均株価は小反落。24円18銭(0.12%)安の2万366円48銭で取引を終えました。午後の取引時間中に決算発表したトヨタ(7203)は今期営業8割減益の見通しを示し2%安。全体としては経済活動再開への期待と懸念が交錯し、一進一退の動きが続きました。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけとする急落から昨日で半値戻し(2万318円)を達成し、全体としてはやや方向感が見えにくくなっているようにも思えます。

さて、みなさんならどう考えますか?年末時点での日経平均株価の水準。結構難しいですよね。ただでさえ市場のことは分かりにくいのに、コロナの影響がどのくらい長引くのか、ぶり返すのか?世界経済はどのくらい悪化するのか、急回復できるのか?

日経CNBCが毎月視聴者のみなさんに協力していただいて実施しているアンケート調査、日経CNBC個人投資家サーベイ。いつも3カ月後の株式相場や為替相場の方向感を定点観測的に尋ねているのですが、今回は加えてトピックス質問としてズバリ年末時点の日経平均株価をお聞きしました。6つの選択肢から選ぶ形。一番強気は「2万4000円以上」、次に「2万2000円以上2万4000円未満」といった感じで2000円刻み。一番弱気の選択肢は「1万6000未満」です。調査期間は5月1日~7日。GWを挟みますが、大雑把にいえば日経平均株価は2万円前後でした。詳しくは日経CNBCのHPをご覧いただくとして、結果は以下の通りです。

投資家サーベイ「年末の日経平均株価は?」
2万4000円以上            9.0%
2万2000円以上2万4000円未満       23.1%
2万円以上2万2000円未満                       32.1%
1万8000円以上2万円未満                       15.8%
1万6000円以上1万8000円未満               12.0%
1万6000円未満                                         8.1%

最多の答えが集まったのが「2万円以上2万2000円未満」で32.1%、約3分の1。2万円以上というくくりで見れば64.2%、3分の2強ですから僕自身の第一印象としては「結構強気かな」というところでしょうか。もっとも「2万4000円以上」が9.0%なのに対して、「1万6000円未満」8.1%ですから、相当にバラつきがあるとも言えます。ちなみにそれぞれの回答の中心値で簡易に加重平均(例えば、2万2000円以上2万4000円未満なら2万3000円とみなす。便宜上2万4000円以上は2万5000円、1万6000円未満は1万5000円で計算)したところ、みなさんの回答の集合知による年末の日経平均株価は2万561円でした。ほぼ現在の水準。ちょっとだけ上がるかなというところでしょうか。

不確定要素があり過ぎて無理な質問だとは思いつつも、こうして眺めてみると示唆的です。「やや強気だけれど、極めてバラつきが多い」。まさに今の市場の空気。それぞれの回答にはフリーアンサーでどうしてそのように考えるかを書き込んでいただきました。ちょっと長くなりますが、下に代表的な答えを列挙します。それぞれの考え方がそれぞれにもっともに感じられ、そのこと自体が先々に対する予測が難しい現状を表しているようです。今回もたくさんのご協力ありがとうございました!

日経CNBC・投資家サーベイ 「年末の日経平均株価は?」

(視聴者のみなさんのコメントから)

(2万4000円以上)
・ GW前後に3月の底値からの半値戻しを達成した後、企業業績見通しや経済指標の悪化などから二番底に向かう展開を考えます。 二番底をつけた後は、社会・経済状況の好転と世界各国の金融緩和と財政政策により、アメリカ大統領選挙に向けて急上昇すると予想します。
<エスジ>
・ 新型コロナウイルスの終息と、各国中銀の金融緩和、大規模な財政政策への期待。 コロナで抑えられた経済活動が再開すれば、潜在的な株高要因が顕在化するのでは。
<みすてぃ>

(2万2000円以上2万4000円未満)
・ 経済面の急速な回復と、新しい生活様式への対応など新規需要が発生するとともに、年金世代他資産運用意欲は強く、外国人投資家のお金の行き場として再度株式市場は活性化へ。
<のぶまん>
・ 8月末ごろまでに、新型コロナウイルスの終息が見え来るのではないかと思う。
<かめ>
・ コロナ・ウイルス感染状況が先進国間で8月頃までに納まり、ウイルス・ワクチンが開発、後進国へ配布され10月頃にはコロナ・インフルエンザが収束され、平常時の世界経済に復帰出来ると想定している。
<浜のマーくん>

(2万円以上2万2000円未満)
・ コロナ影響は長引き、グローバルなサプライチェーンの再構築に時間がかかり、企業業績の回復は2021年へ。
<risktaker>
・ これ以上のロックダウン継続は不可能でありコロナウイルスと共存を図るしかなくなる。治療薬も見つかりつつありいずれ新型インフルエンザのように誰も気にしなくなるのではないか。
<やすゆみ>
・ 国内はまだ新型ウィルスが収束には時間がかかりそう。ただ欧米が先んじて経済活動を再開するので、何とか行けるのではないかと思う。
<となりのとろろ>

(1万8000円以上2万円未満)
・ コロナの劇的な治療薬なりワクチンなりができないと、7~9月期から企業業績がV字回復するとは思えない。21年3月期のEPSがマイナスになることを懸念して、日経平均はPBR1倍水準を超えられなさそう。
<メタルムーミン>
・ コロナウイルスが終息せすボラティリティが 高い状況が続く。
<あずき>
・ 景気は悪化しそうですが、投資環境は、大きく変化しないような気がする。たくさんの人は、豊かになりたいと思うし、資産を増やしたい、いい生活を送りたいと常に思っているから。投資は、未来に対する希望ですね。
<ケロケロミンミン>

(1万6000円以上1万8000円未満)
・ 米国の大統領選挙が終わり、経済政策には期待が出来ない上、米国の財政不安でドル安円高が進み、世界景気の回復遅れもあり、株価は低迷する。
<なごやめし>
・ コロナの収束が終わらず、経済活動も中途半端な形でしか再開されていないと思われるため。
<fight41>

(1万6000円未満)
・ 新型コロナは簡単には収束しない。感染拡大と減少を繰り返し、株価もそれにつられて乱高下する。金融政策の限界が露呈して、一気に市場崩壊が進むため、年末には7000円割れも現実味があると考える。
<どんがらがっしゃん>
・ 現状は回復期待で買われすぎだと思う。経済鈍化の深刻さが明確になり、失望売りが出るでしょう。2~3年は続くのではないか。
<がんばれロアッソ>

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