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【24 休日を充実させるコツは「ゆるやか」な計画性】

休日の過ごし方はまさに人それぞれです。
平日、滅茶苦茶忙しく働いているのに、休日になっても、喜んでマラソン大会に参加したり、スキーやスノーボードに出かける人もいます。そうかと思えば、休みの日は昼まで寝ていて、ダラダラ過ごすという人も少なくありません。

ちなみに、私は「完全に休む」というより、少しでも仕事をして、あまり休日と平日の差をつくらないのが自分に合ったコンディショニング法です。

どれがよくて、どれが悪いということはありません。 ただし一日中ダラダラ過ごす人の場合、ひとつだけ注意してほしいのは「ああ、今日も一日無駄に過ごしてしまった……」と後悔しないようにすること。

自律神経のバランスを崩し、コンディションを乱す要因としては「ダラダラ過ごすこと」自体よりも、「ダラダラ過ごしたことを後悔し、イヤな気分になること」のほうが問題です。

イヤな気分で一日を終えると、それだけで睡眠の質が下がり、翌日の朝のコンディションも悪くなります。そうやって体の状態が悪いまま、翌週の仕事がスタートするという悪循環が始まってしまうのです。

特にダラダラ派の人は、たとえ休日であっても「ゆるやかな計画性」を持つことが大事です。
「明日は昼まで寝ていよう」「でも、夕方には散歩がてら買い物へ行こう」とか、「せめて夕食だけは自分でつくってちゃんと食べよう」など、ちょっとした計画で構いません。

言ってみれば、「ダラダラする一日」の計画を立てるのです。

すると、同じようにダラダラ過ごしたとしても、後悔どころか、達成感すら覚えます。「計画通りのダラダラした一日」を達成するのと、イヤな気分で眠りにつくのとでは睡眠の質も変わり、翌朝のコンディションもまるっきり違ってきます。

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