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【38 ゆっくり静かに伝える】

自律神経を整え、自分のコンディションを保つコミュニケーション法として「ゆっくり静かに伝える」はオススメです。
これを意識するだけで、ストレス要因は圧倒的に少なくなり、自律神経が乱れる機会を減らすことができます。

ゆっくり話すとなぜいいのか。

まずは感情が入らないことです。
人は感情が入れば入るほど、話すスピードが速くなります。何かイヤなことを言われたら、すぐに反応する人、猛烈な速度で反論する人がいるでしょう。
完全に自律神経を乱し、コンディションを下げている状態です。

何かを言いたくなったときほど、ひと呼吸置いて、ゆっくり静かに話し始める。
そのスイッチが入った瞬間、自律神経は整い始めます。

私はよく政治家の石破茂さんの話し方が最強だと言っています。
一貫して、あの人はいつもゆっくり、静かに話しています。

ゆっくり話していれば、余計なことを言うリスクも減り、過度に誰かを傷つけたり、後悔することも減ります。

政治家として、じつに大事なコミュニケーション術です。

相手に何かを伝えたいときも、早口でたくさんしゃべるのは得策ではありません。
私もテレビやラジオ、人前で話す機会が多々ありますが、10個のいいことを早口で話しても、結局ひとつも記憶には残りません。「いろいろ話していたなあ」と漠然とした印象が残るだけです。

それよりも、ゆっくりとひとつかふたつ、大事なことを静かに話す。
そんなコミュニケーションのほうが確実に相手の印象に残ります。

じつに簡単なことですが、ぜひやってみてください。意識すればするほど、あなたのストレスは減っていきます。

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