【16「内容で区切る仕事」と「時間で区切る仕事」を分ける】
前の項目では「時間的なデッドラインを設けることが大事」という話をしました。
それは紛れもない事実ですが、仕事には「内容で区切るべきもの」と「時間で区切るべきもの」の2種類があることも忘れてはいけません。
あなたにも「何よりもクオリティを大事にしなければならない仕事」があるでしょう。
たとえば、私なら書籍の原稿や論文を書く場合、あまり時間に追われていると、どうしても仕上がりが雑になってしまいます。
この手の「内容で区切るべき仕事」を、終了間際の1時間で「絶対にあと10ページ書き上げるぞ!」なんてやると、全体のクオリティが下がってしまいます。
「内容で区切るべき仕事」は変に時間で区切ろうとせず、朝の「勝負の時間」をたっぷり使ってやるほうが目指すゴールに近づきやすいわけです。
一方で、資料の整理、書面チェックなどの作業は「集中力はそれなりに必要だけれど、それほどクオリティを考えなくてもいい仕事」と言えるのではないでしょうか。 この種の仕事は終了間際の1時間にはピッタリです。
私も日常的に終了間際の1時間に「時間で区切るべき仕事」をするのですが、周りの音が一切聞こえなくなるほど高い集中力で、想像以上にはかどることがけっこうあります。
反対に、書類整理、書面チェックのような作業を昼食後のノンファンクションの時間にやると、ダラダラするばかりで、まったく進まず、ミスも多くなるという最悪の結果になります。
ぜひとも一度、あなたの仕事全般を振り返り、「内容で区切るべきもの」か「時間で区切るべきもの」なのかを明確に区別してみてください。
時間管理の概念が変わります。
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