記事を読んだときってどんな感情になるのか、どうしてシェアするのか考えてみた
「次の日経を考えるチーム」は日本経済新聞社のなかで新規事業を作っています。
新しいサービスを考えてるときに「それみんな使ってくれる?」「ユーザーが日経の記事を読んだときに感じることってなんだろう、どんな行動をするんだろう?」ってことを今週もみんなで議論しました。
いつも電子版のサービスを考えるときに意識しているつもりだったんですが、改めて考えてみると気づきが多かったのでnoteでみなさんにもシェアします。
■まずはどんな感情を持つのかを考えてみた
日経の記事を読んだときに読者はどんな感想を持つのか、どんな一言を言うんだろう?ってのを6つの切り口でみんなで出してみました(あまりにも生々しいのはみなさんの気分を害すると思うので自粛モザイクしてます)
この出てきた感情から、具体的にどんな行動につながるのか、どうやったら行動するんだろう?ってことをそれぞれ考えてみました。
■感情から行動へのハードル
たとえば記事を読んで「シェアしたい!」って思ってから実際に「シェアする」って行動まではこんなフローになってませんか。
そもそもシェアするっていつ思うんですかね、記事を読んでから?意外とタイトル読んだ時点でシェアしようって決めてたりしてますよね。本文読まずにコメントしたり。
次に、「シェアしようかな?」って思ったら、どこに、誰にシェアするかを考えますよね。このときは「気持ち・メリット」と「コスト・リスク」の要素のスコアを計算して、天秤にかけて、その結果「シェアする!」と決断してシェアをしてる。もちろんこのスコアは人によって違う。
酔っ払ってたりすると、この計算を誤って、思わぬ内容をシェアしてしまって後悔...ってありませんか。僕はたまにやってしまったりします。
また、自分が書いたコメントがめちゃめちゃ叩かれたとしたら、もうシェアするの止めちゃいますか?実は炎上するよりも、誰からもリアクションもらえないことの方がシェアしたいって気持ちを下げてるかもしれません。
よく考えれば当たり前のことかもしれませんが「記事をもっとみんなにシェアしてもらいたい」ってサービス設計する上で、こういったことを言語化しておくことはヒントになるんじゃないかと思います。
■僕らはたくさんのチャンスを失ってたかも...
たとえば、日経を見てくれたあと、ありがたいことに「日経ってイイな!」と思ってくれたとします。
でもイイなと思ってもほとんどの人は「何すれば良いのかわからない」から何もしないってのがほとんどですよね。そして「日経イイな」って思ったことすら忘れてしまいます。
僕らはそんなありがたいチャンスをたくさん失ってたかもしれません。だって日経電子版に何してあげれば良いかわからないですもん。♡押したりサポートしたりってできないですから。。
例えばいろんなアプリでは、使って良かったら評価(できれば星5ね!)してねってポップアップが出てきて、何をすれば良いか明確に後押ししてくれます。Wikipediaなんかは(イイねと思ってまた見てくれるなら)ぜひ寄付してくださいって具体的に行動をサジェストしてきますよね。
こういったことって、実はめちゃめちゃ考えられていて、大事なんだなぁと気づかされます。
■今後も気づきを発信していきます
今週はこんなことを考えたりしていました。今後サービスを考えるのに活かしたいし、読んでくれたみなさまにほんの僅かでもGiveできればと思います。
まだまだ未熟な僕らのことをぜひ応援してください!僕らのTwitterをフォローしてください!一緒に考えてくれる仲間も募集してます!
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