VII.アプリの類

個人情報が云々と言って、日本では厚労省の「接触確認アプリ」というものが使われているに過ぎない。特にマストというものではない。

こちらはかの国、そんなヌルいことはしない。

すべてWeChatの「ミニプログラム」から使用できるもので、義務として使え使えと言われる。使わないと入国できないので気を付けましょう。

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①入国時:海关旅客指尖服务

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ハートマークの「健康申告」のところから入力すると、完了時に二次元バーコードができるので、これをスクショしておきましょう。

入国の際に必要。パスポート情報、飛行機のコード(JL829とか)、座席番号、中国国内で使用可能な電話番号、中国国内で連絡がつく人(会社の人を入れておけばOK)、中国国内での住所、熱や新型コロナ感染者との接触申告、PCR検査の記録等を入れていく。すべて中国語なので、事前にできればやっておいたほうがよい。

起き抜けしかも二日酔いにはつらいタスクでした。

入国後すぐのPCR検査の時にこの二次元バーコード+パスポートを出して、顔写真を撮られてからPCR検査容器を貰える。アプリを入れてない人はその時点でアウト!厳しか~。

②大連の中で動くとき:辽事通健康吗

遼寧省健康コードアプリ、みたいなもの。開くとこんな画面。

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一番上「生成健康通行吗」と、真ん中くらい(上の画像だと一番下の方)の「通信大数据査詢」が必要。

「生成健康~」はパスポート情報とか一通り入力すると、二次元バーコードが出てくる。これは一度情報を入力すればそれが記録されて、毎度入力しなくても同じところを押せば二次元バーコードが出てくる。空港に入るときとかに必要だったかなぁ。緑はOK、黄色は注意、赤はNG。大連を発つときには黄色か緑だった。

「通信大数~」は、都度電話番号を入れる→SMS受信→SMSのパスコード入力、という手順を踏まねばならない。非常に面倒。これはスクショをしておいたほうが良い。こっちは全国で通用するっぽいので、北京についてからの序盤では使っていた。北京入りの段階では黄色。入居は出来た。

③北京市内で動くとき:Health kit

外国人向けは「Health kit」で、中国人向けは「北京健康宝Beijing jian kang baoじぇんかんばお」という。店先とかでじぇんかんばお言われたらこれのコードを見せておけばOK。

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これも②「生成健康~」と同じように、パスポートの写真とか情報その他もろもろを入力する必要がある。

アプリ説明だと、直近14日間のスマホの動きを見て、OKかどうか判断するぜ!とのこと。「本人健康~」っていうところを押すと、「問題なし」みたいな表示が出てくれる。

大連で14日間の隔離を受けた直後はうまいこと動いていたが、2日目~4日目くらいまで、「お前国外居ったやろ」みたいな難癖をアプリがつけてきて、動作が不良だった。そんなん言うなら自分もっと隔離の時間延ばしたらええんちゃうんけ!?!?

おかげさまでスーパーとか入れず、ひもじかった。ショボ目のスーパーなんかは入れた。

全体としてハードルは

1.そのそもスマホを持っていて、WeChatを入れていないときつい

2.中国国内の携帯番号がないと詰む

3.中国国内に知り合いがいないと詰む

4.移動時にとにかくめんどくさい

という辺りだろうか。え?こんなしょっぼい紙にこんな大事な個人情報書いていいの?っていうようなこともあるが、そうです。

中国国内でも時期と場所によっていろいろ違うらしい。上海は上海であるらしいし、とにかくその場その場で可能な限りの情報を気合入れて集めるしかない。

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