「関東のひとつ残し」
これも文化のちがい?
Is this a different culture?
"Last bite leftover"
Quite often in classes or when you go out drinking, there is one last bite
left on the table.
No offense to your cooking,this is typical in Japan especially in Kanto region.
There are many reasons behind but one of the reason is that you would be seen greedy
if you take the last bite. It is everyone's politeness condecnsed in this last bite.
「関東のひとつ残し」
関東地方では、お料理教室や宴会の大皿料理が、なぜか最後に少しだけ残り、誰も手をつけない状態が頻繁にあります。これを「関東のひとつ残し」と呼んでいて 食事のマナーになっています。 さてどうして一口残すのでしょう。
いろいろな理由がありますが、多くは
『最後の一口を食べると"欲が深い"と周りに思われるのを避けるため』
『料理が足りないと思われない為の周囲への気づかい』
などの理由があります。
ところで名古屋の人は関東とは逆です。最後の一口を食べることに抵抗はありません。むしろ一口残ってることは『行儀が悪い』と躾(しつけ)られていたり、『心に見えない壁』を感じる人もいます。
沢山の地域出身の人が集まるお料理教室、意外な習慣で出身地が見てくるかもしれません。
さて、本当に最後の一口をそのままにしておくのも関東では、いささかマナー違反です。そのため食事の終了間際に、最後の一口を食べる係の人が自然に生まれます。
これは本人が「いただきます」と言って宣言をして食べる場合もあれば、周りの人が空気を読んで指名する場合もあります。
また、いつも最後の一口を頼まれる人もいます。
この最後の一口を食べてもらうと周りも安心して会が終了します。
世界の「関東のひとつ残し」
モロッコやコロンビアも日本と同じように相手への気遣いとして『関東のひとつ残し』と同じ習慣があります。
その反対でフランスやオーストリアは『残さず食べること』が食事のマナーになります。そのため物理的に食べれないもや、量を食べれない時は事前に伝えて完食をこころがけをします。レストランの食事を残さないこともマナーになっている為、どうしても自分の苦手なものが出てきた場合などは、皿の隅にまとめて置くようにします。
『関東のひとつ残し』いう国の文化を持たないの人にとっては、一口残ったままのお皿を見つけると
『おいしくなかったのかしら』『あの食材は苦手だったのかしら』と悩んでしまうも人もいます。
もちろんニキズキッチンに所属している先生たちは日本の事情をよくご存知なのでご安心ください。
どちらの文化なのか、出会った国の人たちに聞いてみてくださいね。
まんが:おざわじゃこ 小岩タイムズで漫画を連載中
http://blogs.yahoo.co.jp/ozawaja
文:
日本語ニキ(料理教室ニキズキッチン)
英語訳きよのぶひろこ
http://www.nikikitchen.com/
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