「やればできるチルドレン」を育てる ~未来日記応用編~
ニキチャコが実践している願いをかなえる方法、「未来日記」
あ、これクラスで応用できるやん。
この気づきが、子どもの「やればできる」の始まり。
「やればできるチルドレン」爆誕!
初めに
どうも、幸せ追求教師、ニキチャコです。
前回「未来日記 ~未来から今を変える~」(https://note.com/nikichaco/n/nf8da226bef99)を書かせていただいて、ニキチャコの体験談や、周りの方々の成功例を少し紹介させていただきました。
そこで、今回は、ニキチャコがクラスで応用し、子どもの自己肯定感を爆上げした取り組みを紹介します。自信をもって紹介します!
「そんなうまくいくわけないやん?」と思った方々。
やってみなきゃわからないですよ?笑
この未来日記は、ニキチャコが科学的根拠をもって実践しています。
ただそれをまとめるには、年度末のニキチャコには時間がないので、4月から役に立つ実践の方を先に記事にしました。
信用できない方は、下記の「子ども達・保護者の声」を先に読んでください。
ニキチャコは、2学期の成果として、学級懇談でもこの話をしてます。笑
卒業式の最後の言葉でも、「君たちが身に付けた力」として、この話をしました。
これは、ノンフィクションなのです!
未来日記
未来日記とは、今不安なことや、願いがあるときに、その不安を回避した未来や、願いをかなえた未来の自分になりきって、今の自分へ言葉を返す交換日記です。
これを続けることによって、願いにどんどん近づいていき、最終的には達成してしまうというものです。
ありえない話かと思うかもしれませんが、これは事実です。
ポイントは2つ。
①必ず、未来の自分に「本気で」なりきって書くこと。
②達成した自分の言葉を信じて、行動を起こすこと。
大切なのは、達成した未来の自分の感情を味わい、わくわくした気分や、満足感、幸福感を先取りして味わってしまうこと。
また、味わっても、行動なくしてはその未来には近づきません。なので必ず行動を起こすこと。行動がなければ、叶いません。これは当たり前ですね。
意志の力
もう一つ子ども達に伝えたのは、「意志の力」です。
これは、目標設定の言葉をかえるという取り組みです。
よく目標で使われる、「~したい!」という言葉。
これを「~する。できるし、やる!」にかえました。
言葉には力があります。
普段使う言葉は、脳の潜在意識に信じ込みを作り上げます。
「~したい!」という言葉は、「現状は~できていない」という信じ込みを作ります。
「~する。できるし、やる!」は、することが当たり前になり、自分には必ずできるという信じ込みを作ります。
※もっと言えば、「~できた。」とやる前から感じることが最も近道ですが、なかなか難しいので、「~する。」にしています。
潜在意識の信じ込みの通りに、脳は体を動かし、それに必要な情報を手に入れます。
成功に必要な情報に気付けるようになり、それに合わせて体が変化し始めるのです。
光に例えてみましょう。
日本の夜を月から見ると、地上ではものすごい数の蛍光灯などの光が出ているけれど、月まで届くのはその中のほんのわずかです。
何百万wもの電力を使っているのに。
そんな中で、NASAで月と地球の距離を測るために使われているレーザー光もあります。
それはたったの、15w程度。蛍光灯一本分よりも小さいです。
何が違うのでしょうか。
それは、光が拡散しているか、収束しているか、です。
つまり、ばらけて広がっているか、一点に集まっているかということです。
これは方向がそろうことで、無駄なく力が伝わるということでもあります。
願いに置き換えてみると、使うパワー自体が小さくても、方向がそろっていればものすごい力になります。簡単に言えば、集中しているということですね。
他のことに、気をとられる状態は、蛍光灯と同じで力が拡散しているのです。
言葉を変えることによって、意志の方向を整え、確実に力が発揮できるようにします。
主にこの二つを使って、ニキチャコのクラスは、学習発表会を大成功させました。
★実践
①めあてを作る
まずは、先ほども言ったように、めあて(目標)を作る言葉をかえます。
今までの問:「どんな学習発表会にしたい?」
↓
問:「あなたはどのような学習発表会にしますか(するか)。」
ここで、子ども達にも蛍光灯の光の話や、言霊の力、脳科学の話をします。
めあての作るうえで大切にしてほしいことは、
「しなければならない」という義務の考え方で作るのは脳がネガティブになるのでよくないということ。
また、「~しない」という否定のめあてにしないこと。それは、することが前提にあり、それを潜在意識に植え付けてしまうから。
その場合は、こちらが言い換えてあげます。
例えば「緊張しない」は、「前を向いて堂々と演奏する(できる)」みたいな感じです。
「緊張してない状態ってどんな状況のこと?」と聞くのもいいですね。
そうすれば「ん~、いつも通りできること?」などほかの答えが返ってくるでしょう。
これらを発表し、出てきたものをまとめ、クラスで一つのめあてを作りました。
「音がそろって完璧で、びっくりするぐらいに良いパフォーマンスに、観客が感動し、泣いてしまう学習発表会にする。できるし、やる!」というめあてができました。
ここでは、「観客が~」のような他人の評価を基準にした目標はあまりよくないのですが、はじめての試みだったので「まぁいっか」ということで、このままにしました。笑
毎日、朝の会でこのめあてをみんなで音読し、意志の力を方向付けて、潜在意識に刷り込んでいきました。
時間がたつにつれ、言葉が大きくなり、「できるし、やる!」が「できるし、やる!!」になり、最後には「できるし、やる!!!!!」くらいになりました。
②未来の自分からメッセージ
めあてを作ったときに、子ども達の中には音楽が苦手な子たちもいて、非常に不安そうでした。
まさに「緊張しない」というめあてを作った子などがそうです。すこし不器用で、音楽が苦手でした。
そこで、未来日記を応用しました。
「未来の自分からのメッセージ」です。
その時に話したのはこんな感じです。
「この先の未来には、目標が達成できた自分と、達成できなかった自分がいます。どちらにもなる可能性がすでにあります。今の瞬間の選択の積み重ねで、どちらかの未来にいきます。実際はもっとたくさんあるけどね。もうすでにその未来はあるので、その未来の自分に聞いてみましょう。」
「まず聞きたいことを書いてみましょう。次に、それを完全に達成した未来の自分になりきって応えましょう。気持ちや感情まできちんとなりきるんだよ~」
「返ってきた言葉に、どうして?って聞いてみましょう」
「何回やってもいいよ~」
こんな感じです。
子ども達は
「緊張しなかった?ちゃんと叩けた?」
「いつごろに楽譜覚えられた?」
「休み時間とかも練習してた?」
「練習しんどくなかった?」
などと聞いていました。
それに対して未来の自分はノリノリで、
「全く緊張せんかったよ!ノーミス!楽勝!超余裕あった!楽しかった!」
「1週間前までには、リコーダーのソロも楽譜見ず吹けてたよ。」
「最初はしてた。でも、できるようになってからは普通に遊んでたよ。」
「みんなが頑張ってるから、私も頑張れたんだよ。」
「なんかわからんけど、すぐできるようになった!笑」
などと答える。
「なんでそんなに余裕だったの?」
聞くと、また答えが返ってくる。
「毎日練習してたし、休み時間も片方は必ず行ってやってたよ」
などと返ってくる。
不思議だが、このような言葉が自然とおりてくるのだ。
彼らはすでに知っているのだ。それは、自分であり、未来の自分だ。
※未来の自分も、なぜできるようになったかを知らない場合もある。
偶然うまくいく可能性だってある。そこを適当に書いてもいい。
あくまでもその時の感情を味わうことに意味がある。
この返答を聞いて(自分で答えているのだが、)子どもたちは、
「うおー!なんか練習したくなってきた!」
「休み時間音楽室開けてもらってもいいですか!?」
「わくわくしてきた!」と興奮気味。
達成感、幸福感、満足感、ワクワク感などの感情を先取りすることが、とても重要だということがわかるだろう。
※休み時間も練習するのはどうか、という意見に対しては、教師は強制していないし、子どもがやりたいからやっているという返答でおしまいさせてもらう。
③行動
先ほども述べたように、行動なくして変化はない。
目標を達成することなどできない。
その行動を継続させるための、感情の先取りである。
継続することは、大抵の人にとってはしんどいことだ。
「もうこれくらいでいいか・・・」
「明日にしよ・・・」
「もうやりたくない・・・」
脳がギブアップする。
これは、脳がネガティブになっているからだ。
感情の先取りは、脳をポジティブにする。
やりたい、やろうと思えるようになる。
だって未来の自分がそう言っているのだから。
そうやって行動し続けたものが願いをかなえていくのだ。
わがクラスは、みんなで協力して、声かけあって、目標を見事達成した。
子ども達・保護者の声
子ども達の声を紹介する。
※他の場所で紹介する許可をとっている。
・未来の自分が「1週間前までに楽譜覚えてできるよ。」と答えていたら、本当にそうなった。
・「緊張しない」こ とを目標にしていたけど、 本当に全く緊張しなかった。
・成功の確信を持つことが大切だと分かった。
・願いを信じて行動すれば叶うと分かった。何でもできる。他のことでも、未来日記 を使うようになった。
・未来日記のおかげで、積極的に行動できた。
・「できる」と思って練習できた。
保護者の声
・うちの子はできないかもしれないって心配していたのは自分だった。
・「大丈夫!?できるん?」と聞いたら、「やればできる。そう思ってたらできるんだよ」って言われてびっくりした。うちの子は音楽苦手なのに。
・めちゃくちゃポジティブになってびっくり。このまま突き進んでほしい。
・たくましくなったなぁって感じた。
などの感想をいただいた。
子どもが、「やればできる」を本当に信じられる根拠を得たことを心の底から喜んだし、保護者にその考え方が伝わり、子どもの可能性を信じることができるきっかけになったことがとても嬉しかった。
行事を必ず成功させるための留意点
まとめると、
①意志の力を引き出すめあてを決定する。
②未来の自分になりきり、感情の先取りをする。
③未来の自分を信じて、行動する。
気付いた方もいるかもしれないが、
この取り組みは、良い感情を継続することが大切だ。
脳をポジティブに保つことが鍵となる。
そして、脳をポジティブに維持したまま、行動し続けること。
行動なくしては、何も起こらない。
どれか欠けるとうまくいかないかもしれない。
それはまだ実験していないので、わかりません。笑
終わりに
学習発表会は、ボディーパーカッション・ドレミパイプ、器楽合奏と音楽盛沢山だったが、目標を達成できました。
子ども達はそれ以降「やればできるからな!(えっへん)」と自信たっぷり。
すごい方法を見つけたな。とニキチャコは心震えました。
この方法は、普通の人には、「何を茶番やってんだ」と思われると思います。
しかし、その人たちは知らないだけ。
「未来」「現在」「過去」など存在しない。
「今」の連続しかない。
今現在の捉え方を変えるだけで、過去を変化できるように、
未来から、現在を変えることができるということを。
こんな情報は、なんとか教育法とか、学級経営の仕方、などの教育書には書いてません。
私は普通の教育者とは違う考えをもった、異端者かもしれません。
でもいいです。
私、小数派でいるのが好きなので。
人と違うことがしたいので。笑
教育というジャンル以外を教育に活かすことが好きなのです。
小数派が好きとはいっても、この方法が知れ渡るのも、それはありです。
だって、「やればできる」チルドレンがどんどん生まれていくでしょ?
それ、すごい社会になりますよ?
可能性をどんどん実現し、社会を変えていく。
自分の目標を達成し、夢をかなえていく。
めちゃくちゃ楽しいじゃないですか。
そんな子ども達が育つなんて、教師冥利に尽きますよ。
みなさんもそう思いませんか?
だから、この秘策を、無料で公開してます。
ニキチャコの必殺技です。
この技が、教師全員の必殺技になれば嬉しいです。
もしくは「教師の当たり前」になれば、もっと嬉しいです!
これは、自分自身でも使える願いをかなえる方法です。
願いをかなえたい人はぜひ、試してみてください。
そして、うまくいったらコメントくださいね(^^)
次回は、未来日記がなぜ願いをかなえることができるかの科学的根拠を記事にしたいと思います。
心が折れなければ!笑
興味がある人はスキで応援してください!
みなさんが願いを叶え、すばらしい未来をつかみますように。
ではまた~♪