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母が認知症。手続きのこと

先月から認知症母と実家で同居を始めましたが、真っ先に着手した銀行と役所の手続きについて書きます。母は3秒前のことを忘れますが、文字は達筆に書けますし、人から見て連続した会話に違和感はありません。元気なうちにお金の整理はやっておきたいものです。

銀行のこと

以前母がキャッシュカードを無くしたと何度も銀行に言ったことで(実際には手元にあった)カード利用が停止されていました。早速本人を連れて窓口でカード再発行の手続きをしました。「認知症と悟られると口座が凍結される」とビビってそのことを主治医に話したら、こうかえってきました。「大丈夫。初対面では、その人が認知症かどうかなんてわかるもんじゃない」。これが自信になって堂々と窓口に行きました。昼間の窓口は高齢が多くおり、窓口の行員も高齢者対応は心得ていて、丁寧に記載事項の指南をしてくれました。キャッシュカードは無事に再発行され、使えるようになりました。ついでに、届け印がわからなくなっていたので再登録をしてもらいました。

後にネットで調べたら「代理人カード」というものがありました。銀行によって定義が若干違う(SMBCは2親等以内の親族、みずほと三菱UFJは生計を共にする親族)のですが、近いうちに本人連れてまた窓口に行きます。しかし「生計を共にする親族」の定義って微妙な気はしています(母と私は扶養関係には無く、私の住民票は母宅ではない。うーむ)。ここはSMBCに座布団一枚。

管理は私

私が母のキャッシュカードと通帳を管理しています。以前は私が管理することに躊躇していた母ですが、ここで助けになったのはマンションの掲示板の防犯ニュース。「こわいわねえ」と母が言うので「私が管理してるから大丈夫よ!」と。掲示板素晴らしいぞ。外出すると必ずこの掲示板を目にするので助かっています。母がお金を全く持たないのも不憫なので、お財布に現金は入れてあげて、たまにケーキやワインを買ってもらいます(^o^)/ 

母には私がいるけど、よその高齢者を直接守ってあげられず心苦しい。余計なお世話がられるかもしれませんが、「気をつけて!」の声がけは積極的にしていこう。

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要介護申請(区役所)

区役所窓口で必要書類を記入し、翌々日に面談候補日に関する電話があり、申請から1週間で調査員が家に来ました。判定は1ヶ月後です。母は身体的な問題や排泄介助等の必要はないので要介護にはならない気がしますが、要支援でもいいので何らかの公的支援が得られたら嬉しいです。

印鑑登録(区役所)

どれが実印かわからなくなってしまったので、紛失届→再登録を行いました。これで安心。

マイナンバーカード申請(区役所)

ついでに作ろうと思ったら、区役所に証明写真機がないなんて!用紙だけ貰って帰りましたが、それって結局すぐにやらないのよねー(言い訳)

父名義のマンションの名義変更(法務局)

いつか母が施設の世話になる日も来るかもしれません。その時の原資となるのが2年前に亡くなった父の名義のマンションです。必要になったときにすみやかに売却ができるように、母と妹(海外在住)と相談して、私名義にすることにしました。ちなみに今の法律では、物件の名義の人が亡くなっても、すぐに名義変更をしなくてもいいので放っておいたのですが、その法律も改正される兆しもあるようです。必要書類は、遺産分割協議書、戸籍謄本(故人と法定相続人全員)、印鑑証明書(法定相続人全員)住民票(新名義人)、登記申請書、登録免許税など。自力で登記してみようと息巻いていますが、司法書士に縋るかも。https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001207255.pdf







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