道に迷ったら先が見えない方を選べ

わたしは28歳からフリーランスとして独立して、7年目になります。
その前は3-4社ほど、正社員や派遣社員として勤務していていました。
ただ、PMDD（月経前不快障害）の症状が毎月1週間ほどあるので、
どうしても月に数日は休まなければならない状態でした。

そうなると、休んだ分のお給料がなくなってしまいますし、
同僚の方々、お客様にも迷惑をかけてしまうので、
まだスキルが成熟していない20代後半のわたしには、精神的な負担がとても大きかったです。

フリーランスになった経緯は実はPMDDではなく、それはまた別の記事でお話しできればと思います。

フリーランスになってから正社員に復帰することも考えていました。
正社員の方が会社が新しいミッションを与えてくれるので、
自分からプロアクティブに動かなくても新しい経験を得ることができます。
（いい意味でも、悪い意味でも・・）
フリーランスとしてお客様に頼られることも、もちろんスキル・精神面かなり鍛えられたのですが、
「スキルの幅を広げないと仕事がなくなっていくんじゃないか」という焦りがありました。
だから会社という環境でスキルを引き上げてもらうのもありなんじゃないかと。

PMDDがあったせいで月1週間仕事できないことを考えるとなかなか正社員に戻る勇気がなかったのですが、
PMDDの症状がなくなった今、正社員に戻ることも可能なことに気づきました。
なので正社員の求人も見始めていたのですが、そんな中父親からこんな話が。
「（父の）会社を廃業することにした」と。

父は40代前半で会社を退職し、ひとりで会社を起こしました。
社員はおらずひとりで20年ほど事業を営んできました。
といっても、勤めていた会社の仕事しか受けていなかったので、事業を創るTHE 起業家のような人ではありません。
会社とは距離をとって働く社員みたいな感じです。

今年3月で仕事を引き払い、その会社もたたむと言うので、
なんだかわたしの会社ではないのに父の会社がなくなってしまうのが悲しくなってしまって、
「父の会社わたしがもらってもいい？」と言ってしまいました。
ちょっと前までは「そっか、なくなっちゃうのか」くらいだったのに・・！

というわけで会社継承する道が生まれてしまって、事業を創ろうかと本格的に考え始めました。

この人生では常にサイコロを振り続けたいと思っているので事業構築に挑戦することになるでしょうけど、
その前に正社員になってスキルアップしてもいいなとも思っていて、
はたまたフリーランスとしてこのままのらりくらり過ごすのもありだなとも思っており、
いままさに人生の分岐点です笑

わたしが尊敬する建築家の安藤忠雄さんがとある雑誌の特集でおっしゃっていた言葉
「進むべき道に迷ったとき、先が見えていりう道よりよく見えない方向を、簡単な道より難しそうな道を、選んだらいいんです」

励まされますよね。わたしは挑戦すると思います。

わたしと同じように道迷うみなさまが納得いく選択ができますように。