ウキウキすることは時代とともに
もう母親業をほぼ卒業している私ですが、料理は好きな方です。
季節の旬の野菜や魚が出回ると今日はホタルイカ、明日はタケノコ、またまたその次はとスーパーや百貨店の地下食料品売り場に行けばなんとなくウキウキします。季節をいち早く感じることが出来るから…。気が付くとデパートへ行くと地下ばかりになりました。
以前はウキウキすると言ったらファッションでした。その年の流行色をほんの少し取り入れて季節を先取りすることは、寒くてもやせ我慢、暑くても涼しい顔でさらりと着こなす!な~んて今ではとうにやめています。
今はそれが着ごごちのいいもののほうがとなりシンプルが一番安心すると気合を入れるファッションはしなくなりました。
またおしゃれは足元からと言いますが、最近はついついスニーカーが気になります。
神戸の女性は本当にカッコイイスニーカーを履いていてそれも履きこなしています。シニアの方がおしゃれ上手な人が多いような…。みんな原色の服よりべーシックなもの。ちょっとした襟先や袖口を折ってほかの人と違うように工夫しますが、それは人に見せるのではなく自分がおしゃれを楽しむこと。
そんな女性が街のあちこちにいます。レトロビルの多い神戸ですが、雰囲気にピッタリです。
幼いころ大丸に行くとなると全員がなんだかお洒落しました。今から思うとたいそうなことです。
叔母のピンヒールが何とも大人の女性を思わせてフレアスカートにブラウス。きれいに髪をカールした叔母が大好きでした。
丁寧にお化粧している間は傍でジーっと見ているものですからいつも叔母は
ちょこっとほっぺに薄ピンクのパウダーをブラシでつけてくれました。「お母さんには内緒ね!」それが叔母との秘密の約束、母はとっくにお見通しでしたが、知らんぷりをしていました。
私は大きなリボンを頭につけられて⁈写真にはいつもその髪型でした。
革靴がヨソイキの定番です。今のようにほとんどの場所でスニーカーが市民権を得ているなんて母たちが知ったら「なんとまあ、庭仕事するときの…。」となるでしょう。
その母の年齢と同じ年代となった今、彼女たちのように働き者でもなく、好き勝手をしている私は不良婆さんです。
ひとりになって気ままに生きて幸せだから心配しないでと母たちには伝えたいです。
その時代ごとに流行があり、人々の生活に彩を添えてくれましたが、それはみんな同じようで個性が無いと言えば言えなくもなく今は本当に自由で生き方さえも背伸びしない居心地のいい毎日です。
年代が変わってもどんなことにも興味を持ってウキウキすることがあればハッピーということですね。
今日もいい日にしましょう!
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