ジェットコースター人生 その23
台風のように上陸したのはスターバックスでした。
ひとりは寛ぎ、グループはおしゃべりタイム。カウンターで注文するとはもはや「お客様は神様」ではないのです。ショーケースには魅力的なサンドウィッチやベーグル。甘ーいパンやケーキ。みんなアメリカサイズの大きさです。
何しろカッコイイ!そこでお茶をしながら、本を読み、隣はパソコンをたたきながらのティータイムです。時間に余裕さえ感じます。
室内は席ごとに違うソファーがドンとあり壁の写真は色彩のないアーリーアメリカン調です。知らない国の遠い昔に何かホッとする心地よさはどこから来るのでしょうか?
喫茶店は、ちょっとした社交の場からひとりの時間を大切にする個のオアシスになっていくのかもしれません。
始めてから20年。ゆっくりとした時間の流れは、いやおうなしに喫茶店の形を変えようとしています。
そんな先を不安視する気持と新しく始めようとする製品の完成が、遠くない将来、バトンタッチすることが明確になってきました。
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