ジェトコースター人生 52-2
ジュネーブでの午前中は湖畔を散歩したりお土産を買ったり、近くのカフェでお茶をしました。カラフルなお菓子は砂糖の塊のように甘いのです。
私の好きなヌガーとチョコはすべてが虫歯になるかのような濃厚さでした。
そこではいろんな言語が飛び交っています。ドイツ語、フランス語、イタリア語。
そしてアルプス北山麓の渓谷地で話されているロマンシュ語。隣のおじいさんたちが話していた聞いたこともない言葉「それがロマンシュ語です」と若いガイドの大学生が教えてくれました。彼女は日本に行ったことがないけれど大好きな国だそうです。ネッスルジャパンに就職したいとも話してくれました。夢は叶ったのかしら?
彼女は流ちょうな英語で話します。日本語とドイツ語を教えたり教わったりと楽しいティータイムになりました。
スイス内では方言がたくさんあるので話し方で出身が分かるそうです。「関西弁や東北弁ってことやん」と高校生たちは早速「こんにちはのグリュエッツイ」「ありがとうのダンケ」などカタコトで買い物しています。
その当時はまだ英語はあまり使われていませんでした。フランスと同じで話せても使わない、知らないから完全無視するという態度でしたが、さすが世界のチューリッヒでは英語が飛び交っていました。
まあ言葉が話せなくても切符は買えるし、注文も隣の人のオーダーを小さく指さして伝えることができる。ゲラゲラ笑いながらも楽しそうな高校生です。
現地の人は私たちをを見るとまず聞くのが「中国人?韓国人?」日本から来たというと「オー!そんなに遠くから。」と少し驚きます。サッカーの応援でと言えばあとは言葉は要りません。スポーツは世界を繋ぐ!です。
ビジネス街であっても何かゆったりとしています。せわしなく歩く人は見当たりません。「大阪に来たらびっくりするね」
食事も時間をかけて楽しんでいるようです。昼食でもワインを飲むそのアルコールのおかげ?生活の余裕、お金に縛られない考え方があるようにも感じられました。
ホテルに戻るとマイクロバスが待っていました。今日はフランスのシャモニーに向かいます。
雨の移動になりましたが、相変わらずこちらの人の運転の荒いこと。
「これでチケットが手に入らなければ笑い話になるね」と言いながらも道中を楽しむ一行でした。