ジェットコースター人生 その41
パラリンピックも閉会して特別の夏は終わりました。
今まではパラリンピックをじっくり観ることがありませんでした。
今回ほぼすべての競技を楽しみました。楽しむというより選手そのもののすばらしさ。存在の美しさに改めて感動しました。「すごい!」という言葉だけでは表せません。
「個性の一つという意味が分かったような気がします。」次のパリが待ち遠しいです。
さて前回、私の鮮烈な夢の一つをお話ししました。
今日は年齢的には同じころ。またもや不思議な夢です。
それは風が優しくほほを撫でて、髪も気持ちよさそうになびいていました。
遠くない海の向こうに低い山が連なっています。緑も鮮やかで風も温かい。
一人なのに大勢と一緒?に水面をそこそこの速度で走る船に乗っています。
ざわざわと人の声なのか風の音なのか。波の船にぶつかるジャポーン,バッサーが規則正しく聞こえます。
岸の方に目をやると何やら白い小山がこちらに見えたり隠れたりしながら向かってきます。
キラキラ光る水面にそれはアワビの内側のような虹色の輝きと真珠の白さです。
すぐそこまでやってきて船と並泳?しています。よく見ると見たことのないような太い胴回り。光っていたのは美術品のような鱗。
こんなに近くにいるのに誰も気が付きません。ゆったりと上下にくねりながらついてきます。私は誰にも知らせる気もなく静かにその泳ぎを見ています。
その時鱗の大きさと同じぐらいのブルートパーズの目が私をまっすぐに見ました。その瞳は細かくキラキラ光って微笑んでいます。
大きな蛇なのか、太刀魚?なのか。
しばらくすると静かに姿を消しました。
港に着いたのか降りる人でざわついています。
遠くで先に降りた友達が手を振って知らせてくれています。
その人はずーと昔の学生時代の友達です。
そこで目が覚めるのですが、瀬戸内海らしき風景のようでしたが私は一度もそのあたりを船旅したことがありません。
今でもあの大きくて瞬きもしないのに笑っているように見えた水色の瞳を忘れられずにいます。もう一度見たいと思っても叶わぬ夢だからです。