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ニケと歩けば soixante-huit

今朝は気持ちのいい風が吹いています。秋の入り口が見え始めたという感じですが7時過ぎには暑くなりそうです。

最近秋田犬の散歩を見かけます。子犬ですがすでにニケの2倍の大きさでピッタリと飼い主について歩いています。興味津々で何度もニケを見て尻尾を振りますがいつもの柴無視で愛想のないこと。

その犬のことはすでに話題になっていて公園ではみんな知っています。

数か月前、元の飼い主が亡くなったとか。それも85歳のお爺さん。高齢になるとトイプードルのような小さいのを飼いますが、よっぽど大型犬が好きだったのかもしれません。

一人暮らしなので残された秋田犬は保健所への道しかなかったそうですが、入院中のお爺さんも気になったのか、今散歩している男性に引き取ってほしいほしいと頼んだそうです。

その男性宅にはすでにコーギーがいて普通なら即お断りのところです。

先輩犬がストレスで死んでしまうケースもありどちらも不幸になる場合も多くあります。

「YES」となったのはあまりにも秋田犬のアンラッキーな今までがありました。

二代前のご主人に捨てられ引き取り手のないところをお爺さんの元に。それから数年でまたもや危機を迎えようとしていたからです。

今の方も最初は「だれかお願いできないか」と何人かに声をかけられたそうです。そこは犬仲間のネットワークの広さです。話を聞く人は多いのですがその大きさに断念する人、先輩犬の心配、なかなか見つかりません。

今もぴったり寄り添って散歩する姿を見かけます。

だんだんと愛着が湧いてきて手放せなくなったとか。

心なしか目が穏やかになった秋田犬の後ろ姿は一回り大きくなったようです。

今日もハート耳の猫が人待ち顔で石垣の上から覗いています。

どちらも幸せを掴むことができた!、まずは一安心です。



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