ニケと歩けば cinquante-neuf
やっと雨が上がりました。朝の空気は水を含んで重たそうです。
公園に行きました。木や草のむせるようなにおいと石畳の洗われた一つひとつがいびつに並んでいます。ニケは久しぶりの雨上がりにあちこちクンクンと匂いの探検で忙しそうです。
濡れたベンチに座る気も起らず、曇っていても背中に汗が走ります。
少し上がると北野町中公園があります。この公園は異人館街のど真ん中、北野町広場と一つになって観光客向けで風見鶏の館の真正面にあります。そこに渋いレンガ造りの門柱があります。「ジャーデン・マセソン商会の門柱」というプレートがあります。それに気が付く人はまれですが明治の名残りをとどめる貴重な文化遺産の一つです。
多くの観光客は風見鶏の館をバックに記念撮影のためにこの公園に立ちます。この公園がないといい写真が撮れません。
以前は2つの公園をつなぐ階段に腰を下ろして大道芸人のパフォーマンスを楽しんだり、海を眺めながらソフトクリーム!そうローマの休日ならぬ
北野の休日を楽しみましたが、今はひっそりととしています。
ぽつぽつ降り出しました。堪能したのかニケの足取りも軽く我が家に向かっています。シャワーの後の冷たい水が楽しみです。
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