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コミュ力の高い人っていいなあ

いつも周りに人が集まってくる人がいます。皆なんだか楽しそう!
いつもグループには仲間入りしているけれどぽつんと一人の人もいます。
話しかけられるのを待っていてもその様子が話しかけにくい雰囲気があってなかなかうまくいかないようです。返す返事がワンフレーズなら続きません。

以前はいろんな人と仕事上お会いすることがありました。
異業種の会というのに参加することになりました。
仕事は素人に近いのでいろんな方と話することも勉強!と…。

聞けば名前を知っている和菓子屋さんやうどんすきを広めた社長さん。イタリアンのオーナーシェフ、テレビの料理番組に出ている京都の料亭の大将など多彩でした。

初めての参加に少々緊張していると、ニコニコしながら次々にやってきて、まずはご挨拶。自分の仕事などを話しているうちに一人、二人と集まって大勢のグループになりました。一人だけが話すのではなく、時には耳を傾けて、でもうなずくばかりではなく、知らないことに興味を持って質問は様々。感心したりそのアイデアいただき!と手をたたいたりと楽しいひと時でした。

自慢話ばかりの人は多くいます。人の話をマウントして結局自分の話にもってくることもしばしば。気が付けば主役がその人になっています。

そんな会では聞くばかりで話題が続かず盛り上がらない場合もあって、この差はなんだろうと思っていました。ここではさすがにそんな人はいなくていろんなことを知りたいという好奇心旺盛の方が多かったようです。さすがです。

人の名前を覚えるのが苦手な私は、顔と名前を一致させることに一生懸命でした。ある時それは二流のコミュ力だと聞かされました。その人の様子を見ていると会話の中に何度も相手の名前を挟んでいます。そうするうちに名前を覚えられるということを知りました。大げさではなくごく普通に話しているのにがっちり相手を引き付けています。名前で呼んでもらうと嬉しいものです。それはその後も役に立ってお客さんとの会話も弾み仕事上大いに役立ちました。

また趣味の話となるとほとんど知らないことばかり。話題に入っていけそうもありません。そこで、苦肉の策ですが質問することに切り替えてみたところ、私の知識も増え会話が深まりました。相手もサッカーの話や私の好きなことを尋ねてきます。その方も野球もいいけどサッカーも観たくなったと。
私は歴史が好きと言っても「なんちゃって!」に近い知識ですが、面白かった小説や、作家によって人物像が違う歴史ものの面白さを知らされました。

仕事の事ばかりではなく豊富な知識、雑学の大切さがその人の人物なり、仕事の顔になることなど私の中では、伸びしろの時期になりました。

その会は5年程続きました。最後の会は大阪のホテルで納会。
実りの5年間になりました。

コミュ力とは話すばかりではなく聞くばかりでもない。そのバランスがいい関係を作ること。雑学にも上、中、下があること。おしゃかさんのことばの上品、中品、下品と同じことを教えていただいたように思います。

今人間関係や営業、また婚活で悩んでいる人はたくさんいるようです。
人間関係なら、ちゃんと話を聞いているだけでは深まりません。相手は話し終えたら満足してもう一度会いたいと思うことはまれなようです。

営業も、商品の説明ばかりしているとお客さんも飽きてきて早く終わらないかと時計ばかり見るようになります。「今から約束が…。」と言うセリフ。
「まずは関係のないことから話始めるのが近道、商品を売るのではなく自分を売りなさい」と言われたことがあります。

婚活は、自分の条件ばかりに固執するのではなく、会話を楽しめる人かも大切なポイントだと思います。

今朝の桜は一昨日の春の嵐で心配しましたが、ふっくらと真ん中にはあの桜色。そろそろ準備は整ったようです。
今日もいい日にしましょう!


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