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好きと似合うは別物

わたしは好きなものと似合うものが正反対であることが多い。

ゆるく巻いた髪に、淡い色のふわっとした女の子らしい服装が好きだ。雑誌で例えるなら美人百花。アイドルに例えるなら白石麻衣や西野七瀬がセンターをやってた頃の乃木坂46だ。

好きなものを楽しめばいいとわたしも思うが、骨格的にも顔タイプ的にも、わたしには合わないのだ。

似合わないって結構絶望する。
太ってないのに着太りして見えるし、好きな色なのに顔色が悪く見えたり、とにかく可愛くない。

わたしは好みより似合うを優先した結果、雑誌で例えるならFUDEGの女になった。
別にカジュアルは好きじゃないけど、骨格も顔タイプにも似合うから着ちゃう。

ぶりぶりな女の子っぽいものが好きだけど、自分はボーイッシュになってしまう。

似合うししっくりくるから別にいい。
似合わないものは無理して身につけない。
好きだからこそ世界観を壊すような介入はしない。

ただ、最近悩むのは香りだ。
前述の通り、わたしは女の子らしいものが好きなので無意識に桃の香りやキャンディ的なフルーティで甘い香りの香水を選んでしまう。

でも、わたしがこんなにメロメロに甘い香りをまとうのってイメージに合わないんだよなあ。

周囲からもたれるイメージと自分の好みの狭間で葛藤している。

服とか髪型は似合わないと露骨にダメージくらうから、似合うものにシフトするのは難しくなかった。

でも香りって別じゃない?

目には見えないけど印象が決まる。
でも好みじゃない香りをまとうのはシンプルにキツい。

好きと似合うの中間を選ばなきゃいけないんだよね。きっと。

でも好きな香りよりも似合う香りを誰かに見つけてほしい。

香水ってどうやって選べばいいんだろう。
っていうのが最近の悩み。

お洒落っていつまで経っても正解がなくて難しい。

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