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賭博黙示録ヘイジ|ブラック企業クイズ編
Twitter100万円プレゼントキャンペーン当選者のヘイジに届いた黒い封筒。
そこには豪華客船「START TOMORROW」号の招待券が封入されていたのであった!
ー3日後ー
後澤:皆さん、「START TOMORROW」号へようこそ。司会進行を務める後澤です。今宵はそれぞれの100万円を受け取る権利をベットして勝者1億円総取りのゲームを開催しますッ!!!
参加者一同:ざわ…ざわ…
ヘイジ:おいッ、100万円もらえるんじゃなかったのかよ!?
後澤:たった100万円で何ができると言うんです? 人生を逆転するには1億円は必要ですよ。
ヘイジ:そう言われると確かにそうだな。
後澤:千載一遇のチャンスだと思うのですが止めますか? 止めたい方は挙手をお願いします。
参加者一同:・・・(誰も手を挙げない)
後澤:皆さん強欲ですねぇ(ニヤニヤ)、それでは全員参加ということで始めたいと思います。
ヘイジ:1億円争奪戦というわけか…
後澤:さてさて、ゲームの説明をします。ゲーム名はブラック企業クイズです。皆さんには、ブラック企業に関する○✖クイズに挑戦してもらいます。不正解者は即脱落。ゲームは最後の1人になるまで繰り返します。
ヘイジ:なるほど。
後澤:あっ、言い忘れていましたが、脱落者は熱湯が注がれた巨大水槽に落とします!
ヘイジ:熱湯の温度は?
後澤:なんと40度。
ヘイジ:程よくいい湯加減じゃねぇか!
後澤:第1問。これから述べるZ社はブラック企業である。〇か✖か?
<音声アナウンス>
Z社は業界屈指の超成果主義の評価制度があることで知られている。それはプロセス面の評価が入り込む余地が1ミリもない、結果が全ての評価制度。目標未達が数ヶ月間続くと間接的に自己都合退職を迫られることもある。まさに数字が人格となっている世界。それがZ社。
後澤:さぁさぁ、〇と思う方は右手にある白色の舞台に上がってください! ✖と思う方は左手にある赤色の舞台に上がりましょう!
参加者A:これはブラックだな。絶対に〇だ。
参加者B:Z社は真っ黒だな。〇で間違いない。
ヘイジ:・・・これは✖だな。
後澤:さぁ、早く移動してください。3、2、1、ハイ終了~。皆さんの回答結果を巨大モニターに表示します!
<巨大モニター>
〇:99名、✖:1名
参加者C:おいおいおい、✖に行っている奴がいるぜ? 馬鹿じゃねぇか?
ヘイジ:・・・。
後澤:さて、〇を選んだ皆さんは不正解です! さようなら〜(舞台装置ボタン、ポチッ)
99名の脱落者:ええっ! うわぁあああ〜、落ちるぅ〜、ザッパァーン!
後澤:さて、✖を選んだ貴方、理由を教えてもらえますか?
ヘイジ:ブラック企業かどうかを判断するのは人であり、人には色々なタイプがいるからだよ。超成果主義の評価制度は、その組織で評価されている社員にとっては、ブラックどころか、その真逆のホワイトであるとも言える。ゆえに「Z社はブラック企業である」は〇であるとは断定できない。ということは正解は✖だッ!
後澤:ブラック企業の判断は人の主観に委ねられるべきで客観的な白黒をつけられる話ではない。その考え方は正しいのですが、あなたも不正解!
ヘイジ:えっ
後澤:「Z社はブラック企業である」は〇であるとは断定できないし、✖であるとも断定できない。正解は「〇も✖も選ばない」です!
ヘイジ:おい、これは〇✖クイズだろ? こんなのありかよ?
後澤:ふふっ、君は何歳かね?
ヘイジ:18歳だよ。それがどうした?
後澤:ビジネスの世界は白黒じゃねぇんだよ、坊主。いかに灰色のグレーゾーンを攻略するかがビジネスなんだぜ。〇✖クイズでも△の可能性を頭に入れておくべきだったな?
ヘイジ:ぐぬぬ。
後澤:覚悟はいいか?
ヘイジ:クソッタレが!!
後澤:1名様、熱湯風呂へご案内〜♪♪(舞台装置ボタン、ポチッ)
ヘイジ:うわぁ〜、落ちるぅ〜、ザッパァーン!
後澤:・・・。
ヘイジ:・・・。
後澤:感想は?
ヘイジ:う~ん、程よくいい湯加減!
おしまい。
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