お勉強100:喉頭がんレビュー①

おもに、手術・非手術治療の比較
主に1999年以降のデータに基づくレビュー

<T1-2N0M0>
 →局所制御、機能温存(このステージで発声以外の機能はまず落ちない)

データは古いものが多く、1999年以降の研究は少ない。

手術に関しては
オープンの手術(partial open laryngectomy)は昔行われていたが
今は基本レーザー手術

基本生存は大きな差がない。PFSはRTやや不利
(ただ、サルベージの手術も発展している)
近年の大きなランダム化比較試験がないのと、背景因子の差があり、
明確な結論は出せない。

発声機能に関してはRTの方が良いという報告が多い

喉頭温存率やサルベージのリスク、
「放射線恐怖症」などで手術の優位性もある。
ただし、術後照射が必要になるリスクは考えるべし。

前交連浸潤は予後不良の関連因子。
手術はtransoral laser surgery/partial laryngectomyでは
予後が悪いが、cricohyoidoepiglottopexy(?)なら
前交連浸潤なしと予後変わりなし
RTでの前交連浸潤は予後不良因子

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