お勉強135:IGBT,恐るべき局所制御率


https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33794207/

MRIガイド化のIGBTの成績を検討した試験
(多施設・多国間試験)

骨盤内、照射可能なPAN(L1/L2レベル)までの病変が
対象

Ad/Sq/AdSqが対象 1.5:8:0.5ぐらいの割合
半分がStageIIB IIIBは15%ぐらい
N1が半分くらい

全治療は50日以内目標
全骨盤(45-50Gy)→小線源。 (MRIガイド下小線源)
(半分ぐらいで組織内足している)
全骨盤はセンタースプリット無し
リンパ節はBoost(60-65Gyまで)
照射法は3D/IMRT/VMATあり。対向二門は×
ケモはweekly CDDP アジュバント・ネオアジュバントは×

1341人が解析可能、副作用については1251人で可能
観察期間中央値は51か月

5年局所制御率は92%(FIGOのステージでほとんど差なし)
5年骨盤内制御率は87%(cN0で93% N1 は81%)
5年生存は74%(IIBで78% ⅢBで64%)

Grade3-5の有害事象は
全体で14.6%の患者に出て、(G4は4.4%)
3.2% 穿孔
2.8% 腸管閉塞
2.2% 消化管出血
などなど。
(過去に比べると少ない、と主張しているがホント?
 とおもってJASTROガイドライン見るとこんなものなのか
 という感じ。)
ちなみに当たり前といえば当たり前だがIII~IV期は
有害事象が多い

局所制御はほぼステージに影響されず、
9割程度、というのは心強い
小線源ちゃんとやれば、局所はバッチリ、ということか?
IB2やIIA2の大きいのは手術に回っているかも、
というバイアスについては考察あり。
とりあえず。局所はIGBTでかなり改善が見込めそうです

日本のセンタースプリットがある方式では
有害事象がどうなのかとか気になるところです。


まぁ私はIGBTはやったことないのですけど…

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