お勉強:160 Lu-PSMA大勝利#ASCO21

https://twitter.com/urotoday/status/1401635017965584390

VISION trial
こちらもプレナリー

要は、Lu-PSMAの内用療法すると、
予後がOSもrPFSも、SREまでの期間も
PSAの低下率も全部改善しますよ、
サブグループ解析もほぼ全てLu-PSMAが勝利です。
ということで、Lu-PSMA大勝利。
6Kurが基本で、効いていたら2Kur追加もOKだったらしい

基本PSMAでセレクション。
(PSMAネガティブの部分があったら除外基準のよう)
 ⇒ここは今後の課題、とのことだが、そこだけ外照射と
  放射線腫瘍医だったら考えるところ。


ただ、medscapeは否定的な考察もしている
https://www.medscape.com/viewarticle/952350

1:血液学的毒性が結構ある、次のラインが残っている患者には
 結構問題なのではないか。
(唾液腺にも取り込まれるので口喝も多いよう)
 Lu-PSMA群で5人死んでいる

 個人的には 治療群の背景を見るとほとんどの人がARTAとケモを
 1コース以上受けている。 これらの人はすでに
 前立腺がんがかなり進行していて骨髄が疲弊している可能性を考える

2:SOCと言っているが、
 chemotherapy, immunotherapy, radium-223,
 and investigational drugsは除くという条件
 (要は薬は承認されているARTAとステロイドしか駄目のよう)

https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(21)00237-3/fulltext

 こちらの試験はカバジタキセルと比較しており、
 こちらの方が現実的には近いのでは?という評価

 カバジ対象の試験でもPSA低下は優位差が出ているし、
 この薬を早く使えるように後押しできる試験として重要
 (と、彼らも言っている)

https://www.urotoday.com/conference-highlights/asco-2021/asco-2021-prostate-cancer/130016-asco-2021-vision.html?mtm_campaign=Morris_socialASCO21_ID130016
こちらに非常にきれいにまとまっているので、
興味のある方はこちらも読まれることをお勧めします

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