お勉強136:TMBは本当に予後予測因子か?
https://www.cancerit.jp/68777.html
https://www.annalsofoncology.org/article/S0923-7534(21)00123-X/fulltext
FD-1でTMBが高値の腫瘍に対してPEMBが承認されたが、
TMBが高値でもICIが効きやすい腫瘍と
むしろ低値の方が効きやすい腫瘍と別れる、
という話。
そもそもTMBが高いからと言って
(ネオアンチゲンが多いからと言って)
腫瘍浸潤リンパ球が多いとは限らない。
多い群をカテゴリー1
少ない群をカテゴリー2とすると
大腸癌やメラノーマや膀胱、NSCLCのAdはカテゴリー1,
そのほかの多くのがんが、カテゴリー2である
(乳がんとか前立腺がんとかNSCLCのSqとか)
カテゴリー1の腫瘍は免疫チェックポイント阻害薬で
TMB高値だと反応率や生存が改善する方向だが
カテゴリー2だと
逆にTMB高値だと反応率や生存は悪化する方向(!)
筆者らはTMBでICIの適応を決めるのは危険という主張
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